01/1/4(星期四)

泉州観光ののち厦門へ

 朝起きて朝食がセットされていたのでホテルの食堂へ向かった。メニューはバイキング方式で中国式のおかゆの朝食だった。あまりおかゆは好きではないし、しかもこのおかゆ塩気もなくて食べにくい…。まあ、郷に従えであるからこれもいい経験か。ちなみに向かいに座ったのは公安の制服を着たおっちゃんだった。このおっちゃんの部屋にも売春婦は電話をしたのだろうか??

朝食
中国式のお粥ベースの朝食

 こうして食事を済ませ、チェックインを済ませて出発した。たいしたホテルでもないのだがクレジットカードで支払う事が出来た。とりあえずタクシーに乗り込み海外交通史博物館へ行こうとするが運転手が一瞬きょとんとした。知っているのか聞くとわかっているというのだが…。とりあえず車は走り出し、博物館に到着。降りてみると…それは華僑歴史博物館。やられたと思ったが係員の叔父さんに聞くと十字路がどうのでここから近いといっている。歩いて十分に行けるということなので歩いていくと2,3分で見つかった。やれやれだ。

泉州海外交通史博物館
泉州海外交通史博物館とその陳列オブジェの一つ

 博物館には2000年に及ぶ泉州の皆ととしての歴史を知る事が出来る。マルコポーロもここからヨーロッパへ帰っていったことも有名な話だ。しかし、なんと2階建てのうち2階は改装中で見ることが出来なかった。門票代半分返せである。

 博物館の次は開元寺を目指すべくバスを乗り継いで向かう事にした。相変わらずぼろいバス…。

ミニバス
ぼろいミニバスを乗り継いで開元寺を目指す

 開元寺は686年創建だから1300年以上前の寺だ。こういうのがあちこちにあるのが中国らしい。日本ならみな国宝級だろう。

開元寺開元寺
ご本尊の前で祈る人々[左] 東側に聳え立つ鎮国塔[右] このほか西側にも塔があった。

麒麟壁
境内にあった麒麟壁

 時間もいい時間になったので寺の前の通りにあった食堂へ入った。いろいろ頼んだ。小姐が日本人は珍しいのかいろいろ興味深そうにこちらを眺めている。店に地図が貼ってあった。どこから来たのか聞くので、地図を探してみると、中国全図の方に日本も少しだけかかれていて大垣もあったのでそこを指した。


寺の前の食堂で昼食

 食事の後ホテルに戻り荷物を取ってバスターミナルへ向かった。今度は用心深く高速バスの切符を窓口で買い、バスに乗り込んだ。バスでは厦門の女子大生と席が隣だったのでいろいろと聞いた。とはいっても大学生でも英語は駄目との事だったので僕の中国語レベルではたいしたことは聞けない。感じた事は厦門の人は垢抜けていて田舎っぽさもないなということだった。

 バスはメルセデス製でトイレもあり快適だった。厦門のバスターミナルへは発車して1時間強で到着した。行きの苦労が嘘みたいである。バスターミナルを降りると客引きが寄ってきた。その中には旅行社の人もいたのでホテルを聞くと鷺江賓館が一晩420元ということなのでここにする事にした。海の見えるいい部屋で本来なら700元だそうだ。この客引きは次の日の観光についてもしつこく勧めたがこちらの方は断った。厦門は、思っていたよりも綺麗で垢抜けていた。気候もよいのでなかなかお勧めの場所ではないかと思う。

コロンス島鷺江賓館
ホテルのまん前から見えるコロンス島 [左]  便利で快適だった鷺江賓館 [右]

美しい厦門厦門
美しい厦門の街並み

 時間も中途半端にあったので船に乗ってコロンス島へ渡ってみる事にした。渡るとこざっぱりとした戸外の喫茶店があったので風に吹かれながらコーヒーを飲む事にした。中国でスターバックス以外でコーヒーを飲むのはこれがはじめての気がする。味はいまいちだった。ここら辺がやっぱり中国か…。

コーヒー
味は?のコーヒー ま、いいか中国だし

 また船に乗って戻り、ホテル近くの食堂で飯を食う事にした。


今日の夕飯

 しかし、厦門は垢抜けた小奇麗な街だ。道路の中央分離帯には花壇になっていてどこも花が咲き乱れていた。結構気に入った。人も垢抜けていてあまり中国人らしくない感じだ。