こうして、厦門航空の便で厦門に向けて飛んだ。厦門航空のこの便、所要がわずか1時間にもかかわらず簡易機内食があった。ちなみに帰りの西南航空ではお菓子と飲み物だけだった。
厦門航空の機内食
厦門空港はそんなに大きな空港ではなかったがインターネットカフェなんかも会ってなんか垢抜けた街だというのが第一印象であった。空港を出て右に行ったところにミニバスがいて市内まで3元だった。バスを降りて、バスの運転手が教えてくれたとおり行くと梧村バスターミナルがあった。しかしこれが間違いの始まりだった。
梧村バスターミナル
まず、チケットを買うところで間違って泉州に行きたいのに違う目的地のものを渡される。まあ、これはよいとして、バスはミニバス。客は誰もいない。は?と思っていると30分後には発車。やっぱり客一人、乗務員3人。そして始まったのは客引きによる市内練り歩きもとい練り走りだ。ドアの横に立った乗務員が行き先のプラカードをもって大声で行き先を叫び客引きをする。満員になるまではこれが続くのだ。そして、いざ満員になっても高速道路など使わずに途中の街で乗降客を降ろしたり乗せたりしながら目的地へ向かうのだ。乗務員がこのバスは安くて済むといっていた意味がこうしてわかったのだった。安いといってもわずか運賃が20元(280円)で差額はわずか12元=170円ぐらいだ。完全に失敗であった。結局数時間要して泉州に到着した。ちなみに帰りはこれに懲りて高速バスで帰ってきたが所要時間は待ち時間を入れても1時間半であった。バスも頻繁にあるので泉州なら厦門から日帰りも可能だと思う。くれぐれも日本人旅行者にとって
客引きするミニバスには要注意である。
もう疲れきっていたのでバスターミナルに近い金洲大酒店に宿を取った。明日に出発するのもこのバスターミナルだからその方が便利だろうと考えての事だ。しかし、これも間違いである事にその後気がつくのだが…。
夕飯はホテル近くに小奇麗なカフェテリア式の食堂があったのでそこでする事にした。どうやらチェーン店のようだが、ウエイトレスの小姐が忙しく飛び回っていた。今回の旅行で忙しく働く中国人が何度か目に付いた。中国も変わりつつあるようだ。
カフェテリアでの食事
夜の街を散策した後、ホテルに帰り休む事にしたが何度となく売春婦から電話があって眠れなかった。これが後に祟ることになるのだが。なんだかいい思い出がない泉州だ。