01/1/3(星期三)

深セン経由で厦門そして泉州へ

 朝起きて身支度を整え尖沙咀の中港城へタクシーで向かった。いろいろ調べてみると福永行きというのが深セン空港の隣らしいので9:00発のこの船で行く事にした。さらに、両替して人民元を手に入れた。レートは1RMB=14.33円だった。

ターボキャット
福永港まではターボジェットで。マカオへ行くのと同じ船

 船で福永港までは一時間あまりだった。到着してすぐイミグレ。イミグレの手前には旅行社の窓口があって中国の各ビザの手配が可能である旨がかかれていたが、中に人はいなかった。
 ターミナルの建物を出て右手にバス乗り場があって空港ビルまで行けるようであったが、僕は乗り損ねてしまった。仕方がないのでタクシーなのだがわずか3kmに50元とか吹っかけてくる。結局20元までまけさせて妥協した。こうして空港へ到着。深セン空港は近代的で綺麗な建物だった。

深セン空港深セン空港2
近代的な深セン空港

 空港内で深セン-厦門と帰りの厦門-広州のチケットを手に入れた。航空券を買う際にクレジットカードが使えなかったので人民元に両替する必要がある。そこで、円建てのトラベラーズチェックを空港内の中国建設銀行で換えようとしたが現金のみとの事。仕方がないのでCiti cardを使って空港内のATM空引き出した。メジャーな空港なら中国でもATMはあるので、お金を持っていくさいの選択肢の一つとしてカードを考えるのもいいかなと思う。
 急いでいたため朝から何も食べていない。空港内のレストランで軽食を取ることにした。

ワンタン麺
空港で食べた雲呑麺 高くていまいち

航空券
航空券 原油高のため含燃油加価とある

 こうして、厦門航空の便で厦門に向けて飛んだ。厦門航空のこの便、所要がわずか1時間にもかかわらず簡易機内食があった。ちなみに帰りの西南航空ではお菓子と飲み物だけだった。

厦門航空の機内食
厦門航空の機内食

 厦門空港はそんなに大きな空港ではなかったがインターネットカフェなんかも会ってなんか垢抜けた街だというのが第一印象であった。空港を出て右に行ったところにミニバスがいて市内まで3元だった。バスを降りて、バスの運転手が教えてくれたとおり行くと梧村バスターミナルがあった。しかしこれが間違いの始まりだった。

梧村バスターミナル
梧村バスターミナル

 まず、チケットを買うところで間違って泉州に行きたいのに違う目的地のものを渡される。まあ、これはよいとして、バスはミニバス。客は誰もいない。は?と思っていると30分後には発車。やっぱり客一人、乗務員3人。そして始まったのは客引きによる市内練り歩きもとい練り走りだ。ドアの横に立った乗務員が行き先のプラカードをもって大声で行き先を叫び客引きをする。満員になるまではこれが続くのだ。そして、いざ満員になっても高速道路など使わずに途中の街で乗降客を降ろしたり乗せたりしながら目的地へ向かうのだ。乗務員がこのバスは安くて済むといっていた意味がこうしてわかったのだった。安いといってもわずか運賃が20元(280円)で差額はわずか12元=170円ぐらいだ。完全に失敗であった。結局数時間要して泉州に到着した。ちなみに帰りはこれに懲りて高速バスで帰ってきたが所要時間は待ち時間を入れても1時間半であった。バスも頻繁にあるので泉州なら厦門から日帰りも可能だと思う。くれぐれも日本人旅行者にとって 客引きするミニバスには要注意である。
 もう疲れきっていたのでバスターミナルに近い金洲大酒店に宿を取った。明日に出発するのもこのバスターミナルだからその方が便利だろうと考えての事だ。しかし、これも間違いである事にその後気がつくのだが…。
 夕飯はホテル近くに小奇麗なカフェテリア式の食堂があったのでそこでする事にした。どうやらチェーン店のようだが、ウエイトレスの小姐が忙しく飛び回っていた。今回の旅行で忙しく働く中国人が何度か目に付いた。中国も変わりつつあるようだ。

カフェテリアの夕食
カフェテリアでの食事

 夜の街を散策した後、ホテルに帰り休む事にしたが何度となく売春婦から電話があって眠れなかった。これが後に祟ることになるのだが。なんだかいい思い出がない泉州だ。