ホテルの宿泊費には朝食がついていた。このため、朝起きてホテルのレストランへ行ってみた。内容は中華のバイキングだったが、あまり中華の朝食が好きでない上に食欲が全くなくてほとんど食べられなかった。
あまり食べられなかった中華朝食
ホテルをチェックアウトして空港までの民航バスが出る民航大酒店までタクシーで向かった。この運転手油断ならないやつで到着してもすぐにメーターを止めなかったりおつりをごまかそうとする。実害はなかったが。
バスのチケットを買おうとするとタクシーの客引きが空港までタクシーへ行かないか誘ってくる。空港までバスなら15元。最初は50元と言っていたがバスのチケットのためにお札を出した時点で30元になっていたが、そのままバスのチケットを買った。
空港に着き搭乗手続きをする。何の問題もなく搭乗券がもらえた。待合室前でカップラーメンを売っていた。お湯あるの?と服務員に尋ねるとあるというので頼んでみた。お湯がなみなみと入っていて食いにくいので椅子の上に置いて食べる…。食い終わった後スープはどうするの?全部飲みほせる訳ないじゃん??と言うわけで大きなゴミ箱にこぼれないようにそのまま捨てた。後から捨てていたおじいちゃんもおばあちゃんも同じ。ちょっと気になったがゴミ箱は2人の服務員によって持ち去られ革命的に処理された…。何のこっちゃ。
飛行機に乗り込むとなんと席が無くてもめている。どうやら結局、小さな子連れで席が確保されていない子供を座らせていたのが原因らしかった。
かくして飛行機は飛び立ち上海へ向かった。一時間半あまりのフライトだったがちゃんと機内食も出てきた。
機内食
こうして、飛行機はほぼ定刻通りに上海虹橋空港に到着した。
先日おろそうとして失敗したATMにシティーのカードを突っ込んで試してみると今度はあっさり引き出すことが出来た。そのまま隣の旅行社に行く。今夜の宿の予約はない。明日は錦江飯店に泊まるのだが。このためここで聞いてみると錦江飯店は満室で結局銀発大酒店という三つ星ホテルを紹介された。100元デポジットを払って予約書をもらいタクシーに乗り込んだ。しかし、客引きしていた旅行社の服務員は完璧な英語を話していた。さすがは上海だ。
ホテルに着くとまずデポジットの100元を返してもらいカードで宿泊料を払ってチェックインをした。
一休みした後、どこに行こうか考える。そういや前、外灘に行ったときはメーデーの休暇で大変な人。とても観光どころじゃなかったけ。ということで外灘へ行ってみることにした。
地下鉄で河南中路まで行き、そこから歩いた。
外灘に着くと平日なのにお上りさんでいっぱいだった。アイスクリームを食べながらしばらくパラソルの下でぼーっとした。風があっていい感じだった。
夕暮れの外灘
やっぱり外灘は夜景だろうと言うことでとりあえず先に夕食を食べることにする。人民広場まで地下鉄で戻り食堂に入って食べることにした。実はここ5月にも入ったことがある店だった。
青椒肉絲[左]とトマトと卵のスープ[右]
帰りがけに中国語でまた来てね!と言われた。どうやら僕をずっと中国人だと思っていたらしい。いや、日本人旅行者ですよと説明した。
日もとっぷり暮れたのでもう一度外灘に向かった。河南中路から歩いていると怪しい男が日本語で声をかけてきた。「私は日本語を勉強している。」だの、「あなたは日本人でなく香港人に見える。(ほっとけ)」だの。最後に「時間ありませんか。日本語を一緒に勉強しましょう。」だいたい、日本語で話しかけてくるような輩にろくな奴はいない。その上この男あの毛があるような顔をしていて不気味この上ない。無視し続けて歩いていくとあきらめて去って行った。しかしなぜ日本人とばれたかいまだに謎だ。
こうして外灘へ向かい夜景を見物した。
外灘の夜景