今日は観光が出来る最後の日だ。朝起きてチェックアウトし、今日の夜泊まる予定の錦江飯店へタクシーで向かい、チェックインした。荷物を部屋に置き、だいぶ疲れてはいたが周荘へ行こうと考え、MLのIさんに教えていただいた上海体育館近くの観光バス乗り場に向かった。地下鉄で上海体育館駅まで行き、そこから中山南二路に沿って東へ1kmあまり歩くと見えてきた。この観光バス発着場からはいろいろな観光地行きの定期バスが発着している。
窓口へ行って周荘行きのバスについて尋ねると、1時間後までないようだ。周荘は遠くて片道1時間半はかかるだろうし、ついてからも観光するのに時間がかかる。えーい、やめた。と言うことで大観園というテーマパーク行きのバスに乗ることにした。
バスは観光バスでもちろんエアコンもついている。日本の観光バスと比べてもそんなに遜色ないものだ。
バスはいろいろな観光地を経由しながら大観園へ向かう。途中立っている乗客がいたほどだ。こうしてバスに揺られること1時間半。大観園に到着した。園内凄く広い。暑い。これが感想だった。
園内こんな感じ
このテーマパーク中国の貴族小説だったかの世界の再現だ。まあ、僕のような素人から見たら、豫園を新しく広くした感じで、小説に思い入れがあるわけでもないからやっぱりおもしろくない。明らかに間違いだった。
朝から何も食べていないので園内にある食堂で錦什炒麺?だったかを食べたがこれが一番安いメニューで30元ぐらいしたのではないだろうか。市価の二倍以上の値段だと思う。
くそ高かった炒麺
もう暑くてたまらないので、あきらめて隣にある民族文化村に行くことにした。個人的にはこっちの方が興味があったのだ。門票を買ってはいる。ここもものすごく広いようだ。
民族文化村の様子 左のは”包”
日本の家に似ていると感じた少数民族の家(四川だったか雲南)
いろいろあったけれどやっぱり期待はずれだった。結局大観園とあわせて1時間半ぐらい経ったところでギブアップ。バス乗り場に停まっていたバスに乗って戻ることにした。帰りのバスはガラガラだった。こうしてもとの上海体育館に戻ってきた。はっきり言ってへとへとだったのでタクシーでホテルまで戻って一休みした。タクシーでは新錦江か錦江かを聞かれた。ややこしいったらありゃしない。
夕方からMLの人と食事をする約束になっていたので、地下鉄に乗って上海体育館近くの”華亭賓館”へ向かった。こうしてMLのメンバーと会うことが出来たが、結局食事はご遠慮させてもらうことにした。と言うのも朝から炒麺を食べただけにもかかわらず何も食べたくないのだ。完全にばててしまったようだ。このためせっかくお会いして話が出来るチャンスだったのに泣く泣く挨拶だけして帰ることにした。
しかし、何も食べないわけには行かない。徐家匯へ向かい結局回転寿司の元禄寿司に入って寿司を食べることにした。まさか中国まで来て寿司を食べることになるとは…。値段も食べ放題で約60元(900円)と日本と変わらないような値段だ。味も確かに寿司ではあるがやっぱりおいしくはない。あーあ。しかし寿司は寿司で食欲はなくても入るもの。やっぱり日本人なんだな。
上海の回転寿司
この後ホテルに戻り一日を終えた。明日はいよいよ帰国だ。
今日は帰国。チェックアウトしに行くと電話代として60元あまりを請求された。確かに一晩でかなりインターネットを使用したがさすがにこんなに使っているとは思えない。おそらく実費以外に施設使用料か何かを取られたのだろう。
錦江飯店から虹橋空港までのバスがあることを知っていたのでフロントに聞いてみたところ、確かにあり、大堂経理に言って予約してくれと言うことでお願いした。結局ホテル利用者は無料のようだった。お値打ちだ。
時間通りにホテルのワゴン車がやってきて乗った。乗客はたったの三人だった。なんなく空港に到着することが出来た。
朝から何も食べてなかったので空港で食べることにした。むちゃくちゃ高いレストランでスパゲッティナポリタン50元(750円)なり。昨日から高くてまずいものばかり食べている。
50元のスパゲッティ
この後チェックインのためカウンターに向かう。ところがこの便に対してたった二つのカウンターしか開放されていないため、むちゃくちゃな混み方だった。 はっきり言って虹橋空港はもう古い。何とかしてもらいたいもの。
この後、定刻通りに飛行機は出発し、機内食も出てきた。下の通り。行きと同じ西北航空だが、この帰国便は行きよりも日本人客が多いと感じた。聞こえてくるのが皆日本語。しかも機内のアナウンスも中国語と日本語で英語ではしていなかったように思う。
機内食
こうして無事名古屋空港に到着し、今回の旅行を終えた。名古屋はめちゃくちゃ暑かった。実際この日の最高気温は38度を超えていたと思う。
今回の旅行もいろいろ印象的な出来事の連続だった。なんと言っても洛陽の食堂の女将さん曹さんとの出会いがその筆頭だろう。曹さんには住所を教えてもらったので、デジカメで撮った写真を印刷して送ってあげようかなんて思っている。
やっぱり西の方が人も素朴でいいのだろうか。上海なんかとはだいぶ違う感じがした。今度も行くなら西の方がいいな。