01/8/1(星期三)

黄河へ

 今日は朝早く起き、ホテルをチェックアウトして駅へ向かった。朝7:30発の列車に乗って鄭州へ向かうためである。

 

洛陽駅の待合室[左]         普快の鄭州行き[右]

 

 乗った普快の鄭州行きの硬座はおんぼろで扇風機しかついてなかった。例の食堂の曹さんが、硬座でも空調ついているよと言っていたけど、現実には全てについているわけではなさそうだ。

 列車はほぼ定刻に洛陽駅を後にした。途中の鄭州まで130kmぐらいだと思うが、所要時間は2時間で途中数カ所停車する。ところが始発駅で席はいっぱいで途中駅から無座のチケットで乗り込んでくる。トイレへ行くのも大変なぐらいの混みようだったから用を足してから乗った方が良さそうだ。

 途中窓から外を見ていると蒸気機関車が走っているのが見えた。中国で蒸気機関車を見たのは初めてで驚いた。やっぱり河南は田舎なのだろう。

 こうして鄭州駅は数分遅れて到着した。洛陽ではあまりいいホテルではなかったので3つ星ぐらいのところがいいなとガイドブックを片手に駅の隣の天泉大酒店に向かった。部屋は空いていて難なくチェックインできたし、クレジットカードで支払いも可能だった。

 朝から何も食べてなかったので行きに食べたのと同じ駅の中の食堂で炒飯を食べた。メニューも同じ揚州炒飯だ。

 

揚州炒飯

 

 この後、バスに乗って商(殷)代遺跡へ向かうことにした。しかし、ついてみると何の変哲もない。輪中に育った身だから堤防があるやで終わってしまいそうだ。遺跡の上を散歩している中国人もいる。なんだか遺跡にすんでるみたいな感じだ。

 

そこに看板がなければ遺跡と気づかない[左]    遠目に見ると単なる丘[右]

 

 まあ、見たというだけでこれと言って何もない。このため暑いし早々に駅へ戻った。

 ガイドブックによると黄河遊覧区というのが郊外にあり、黄河が一望できるようだ。このため16路バスで行こうとバスの停留所を探した。しかしこれがなかなか見つからない。1時間ぐらい経ってしまったと思う。バス停は二七塔の近くの解放路に沿ったところにあった。ミニバスだ。四元払って終点の黄河遊覧区を目指した。

 一旦門票を買いまたバスに乗って終点を目指し、なんだかんだで黄河遊覧区についた。市内から約一時間の道のりだ。バスを降りると客引きが寄ってくる。何でもここから黄河まで3kmもあるという。確かにとても歩ける距離ではなかった。仕方がないので客引きの車をチャーターしこの遊覧区の数カ所をまわってもらった。一カ所につき20元全部で100元だった。中国にしては相当に高い。一応途中リフトに乗れたりしてそれなりには楽しめるのだが。

 

雄大に流れる黄河 左の写真で列車の大きさから全体の大きさがわかる

 

 この前の長江も大きかったが、この黄河はそれ以上に雄大だ。但し、ガイド(運転手)が言うには今は渇水期で水が少ない。九月にはもっと水量が多くなるとのことだった。

 こうしてバス停に戻り16路バスで市内へ戻った。

 ホテルに戻り仕切りなおした後、夕食を食いに近くの食堂へ入った。

 

夕食 名前は忘れた

 

 何となく明日乗る上海までの国内線のリコンファームのことが気になったので、ホテルにあった航空券販売所でリコンファームのことを聞いてみた。しかし、リコンファーム(中国語で再確認)と言う言葉すら知らず、チケットにOKと書いてあるからこれでいいと返された。大丈夫なのだろうか。(まあ、どっちにしても今さら遅いが。)

 

 この後ホテルの部屋に戻って休むことにしたがとんだ食わせ物だった。まず、うるさい。汽笛なのかクラクションなのか知らないが(おそらく汽笛。夜中もやまなかったから)頻繁にその音は響いた。さらに売春婦一晩で5人から電話やノックがあった。電話は途中でモジュラージャックを引き抜いたが、ノックばかりはチャイムなので切ることが出来ない。勘弁して欲しかった。