朝起きると、見事に雨が降っていた。参ったなあと思ったが、まあ、その分暑くないからいいかと思いなおしてホテルを後にした。駅前に出て適当に食堂に入り、麺を注文した。但し味はいまいちだった。これが河南の麺の味らしいが。
いまいちだった麺
食事の後、地図をのぞき込むとどうやら66路のバスで龍門石窟へいけるらしい。駅前のバスターミナルでそれらしきバスを探し、運転手に龍門石窟へ行くかを確認して乗り込んだ。2元(30円)だった。龍門石窟までは市内から13kmほどあるようでちょっとしたバスの旅となった。こうして、無事、龍門石窟に到着した。
龍門石窟は2000年に世界文化遺産に指定されたことが記されていた。友人が行ったときは客引きや怪しい連中がいっぱいだったそうだったが、行ってみると怪しい連中も見かけずきれいに整備されていた。
さすがに世界文化遺産に登録されるだけあって壮大なスケールの石窟だった。
壮大なスケールの石窟[左] 蟻の巣のように無数に見える穴には石窟が[右]
一通り見終わった後出口へ出て、橋を渡り、川の対岸から改めて石窟を眺めると改めてその壮大さがわかる。これが1kmぐらい続くのだから凄い。
そのまま歩き、次に近くにある白園(白居易の墓)へ向かった。中にはいると何の変哲もない庭園のような感じだった。
白園(白居易の墓)
その後行きに乗ったのと同じバスに乗って市内へ戻った。
駅まで戻ると、次は洛陽博物館へ行こうとタクシーに乗り込んだ。
それなりの規模がある洛陽博物館
博物館はそれなりの規模があった。しかし、公立のためか服務員のやる気が全くない。しゃべっているだけならまだましで、売店の服務員など横になって寝ていた。全くこういう為人民服務はやめていただきたい。
陳列物は唐三彩や青銅器、そして埴輪のようなものまでいろいろ陳列されていた。見物客も少なく快適ではあった。
一通り博物館を見た後、食欲もないが遅めの昼飯を摂ることにした。はっきり言って食欲が全くないので食べ慣れたもの?ということでケンタッキーなどに入ってしまった。ちなみに中国でこういったファーストフード店に入ったのはこれが初めてだ。まあ、それでも中華も飽きてきたし食欲もないのでちょうどいい案配だった。値段はセットで20元(300円)ぐらいだった。中国にしたら必ずしも安くない値段だが、結構はやっていた。
ちょっと疲れてきたなと感じたのでタクシーに乗ってホテルに戻り一休みすることにした。先は長いのだ。
一眠りした後、二日後に移動する鄭州までの切符を買うために駅へ向かった。紙に書いて聞いてみると硬座しかないようだった。しかしバスより快適だろうと買うことにした。10元だった。バスの半額だ。
この後また例の曹さんの食堂へ行った。もちろん彼女もよく覚えていてくれた。今日は洛陽名物、洛陽水席を試してみないと言うので注文した。
洛陽水席
ちょっと酸っぱいけれど結構おいしかった。曹さんとはまたいろいろと話をした。