Hさんと落ち合い、まずは、バスに乗って古文化街に向かう。このバス、マイクロで綺麗だが運賃1元(12円)。そういえば昨日天津駅から乗ったバスは半分の5角だったけ…。でも、天井が低いので僕は立っていると頭をぶつけてしまう…。
古文化街は観光客向けの露店や店が建ち並ぶちょっとした横丁であるが、なんともいえない趣があって楽しい。売っているお土産も中国的なものが多くて面白い。ちょうど日本でいえば祭りの縁日みたいなものだ。
趣ある天津の古文化街
古文化街でうろつき有名な泥人形をおみやげとして買う。
その後、旧城内へ向かって歩いた。やっぱり天津は北京と比べるとゆっくり時間が流れているみたいだ。
垢抜けなくてゆったりと時間が流れるがそれが天津のよいところでもある
旧城内に入ると天津市民の庶民生活を垣間見ることができる。決して綺麗ではないが活気があり人々の体温を感じる街並みである。僕としては綺麗な街並みや観光地ばかりを見るのではなく、現地の人々の庶民生活を垣間見るのも好きなので面白い。だからよく海外でスーパーマーケットへ行ったりもする。
天津の旧城内。おそらく何年か後にはこんな景色も見られなくなるのだろう
その後、レストランに入り昼食を食べることとした。最近バテ気味であったが今日は結構いいみたい。どちらもおいしかった。
[虫豪]油生菜[左]
葱爆肉[右]
食事を済ませた後に昔の租開地の街並みが残る通りを散策する。(今辞書を引いて知ったのだが、租開地の外国人は治外法権だったんですね。)なんでも場所場所によって管理をした国が違うため、同じヨーロッパ列強が作ったといっても微妙に建物のつくりが違うそうだ。
租開地の面影が残る解放北路。中国の大都市ではあちこちに旧租開地がある。
この後、天津の中心地を散策することにした。天津の中心も北京の王府井や西単のように綺麗に整備されていた。いろいろな店に入りちょっと市民感覚を体験した。
街を一通り散策すると既にへとへとになっていた。まだ時間は早かったがとりあえずバスに乗って戻ることにする。Hさんが通う天津師範大学の留学寮のロビーで涼んだ後、ホテルに戻ってさらに一休みした。やはり、暑さと疲れでバテ気味なのだろうか。
一眠りした後、夕食を摂る為にHさんと落ち合った。考えた挙句ウイグル料理の店に行くことにする。店の前は自家用車で乗りつける人も多く結構繁盛している。
頼んだウイグル料理はにんにくがきいていておいしかった。ついつい食べ過ぎてしまう。そしてこれがその後の不幸へと繋がる…。
食べたウイグル料理 大盤鶏[左] 砕肉拌麺[右]
食事後、明日は一人で北京へ戻ることを告げ、Hさんとは別れる。2日間案内してもらって感謝である。