00/6/28(水)

北京の公園巡り、そして天津へ

 今日は天津で中国語を勉強している知人Hさんに北京を案内してもらうことになっていた。ホテルロビーで落ち合い、荷物を預かってもらった後、タクシーで最初の目的地北海公園へ向かう。
 北海公園は中心あたりの小高い丘にちょっと変わった白い塔が建っていてこれがシンボルらしい。趣が変わった建物だと思っているとどうやらチベットの建物との事。


北海公園 中央の白い塔がこの公園のシンボルらしい

 とりあえずこの白い塔を登ることにする。しかし、ここも他の中国の観光地と同様あちこちで門票と称して入場料が必要だった。上から見た景色は以下のとおり。


北海公園の小高い丘から 彼方に故宮も望める

 ガイドブックを見るとここには九龍壁があるという。そこで、公園内の船に乗って渡り、九龍壁を見ることにした。なんでも、中国にはいくつか九龍壁があるけれど両面に龍が描かれているのはここのだけなんだとか。


九龍壁 工事のブロックがご愛嬌[左]  七つしか写ってないけどやっぱり裏側も九龍壁[右]

 九龍壁の周りでは多くの中国人がポーズを取って記念撮影をしていた。いつも思うのだが、中国人は日本人以上に記念写真好きのようだ。

 北海公園を出て電車(Dian4che1中国語でトロリーバスのことをこういう。)に乗り、次なる目的地景山公園に向かうことにする。


ぼろい電車(トロリーバス)今の北京は新しいものと古いものが入り混じっている感じ

 景山公園からは美しい故宮を眺めることが出来た。そして、改めて故宮の壮大さを感じるのだった。


景山公園から眺める壮大な故宮 あまりの大きさに一部は霞んでいる

 景山公園を後にして公演前にあるレストランで昼食とした。魚香肉絲、西紅柿炒鶏蛋を食べた。特に魚香肉絲は名前は聞いたことはあるものの初めてで気に入った。


魚香肉絲[左]                         西紅柿炒鶏蛋[右]

 その後タクシーで三里屯へ向かう。ここは欧米人が多く店も欧米人相手の飲食店などが建ち並ぶ。あまり中国にいるという感じはしないのだが、道路がリフレッシュ工事中なのがあえて今の北京を象徴しているようでもある。
 爆風スランプの”ファンキー末吉”が経営者というJAZZ屋の前も通りかかった。

 その後、またぼろいバスと地下鉄を乗り継いで北京駅へ向かうことにする。バスの運転手が女性であると言うことは中国では別に普通なのだが、この若いおねーちゃんは厚底ブーツを履いて運転している。しかし、日本ではやるものはなんでもすぐに北京ではやるらしくあほらしくなってくる。下手をすると先に中国で日本の流行を知ったりするくらいである。


厚底ブーツを履いた運転手と外の景色

 バスは、信号待ちや渋滞にあう旅にエンジンを切るのだ。環境のためというよりはやっぱり燃料費のためだろうか。
 
 北京駅へ向かったのは近くの”スターバックス”でおいしいコーヒーを飲むという目的のためだ。この喫茶店、アメリカ資本だそうだが値段も結構なもので一杯20元(250円)だ。アメリカ価格である。しかしこの喫茶店からの景色とても中国には見えない。


北京駅近くのスターバックス店内からの景色 北京の景色だと信じられるでしょうか?

 この後、ホテルに戻り荷物を返してもらってから、また北京駅(北京站)に戻り天津行きの17:51発K239次特別快車(Te4bie2kuai4che1)に乗り込む。ほとんどの車両が2階建てだ。(この前 広州-深センで乗ったのと同じ車体)北京−天津間は多くの列車が走っていて結構便利なようだ。列車はそんなに混んでいない。


K239次特別快車の車票(切符)

 列車に乗って1時間20分ほどで天津についた。広い中国からすれば隣みたいなものである。(実際北京と天津は接している。)
 天津駅前でバスに乗って天津で泊まる予定のホテル文苑賓館(Wen2yuan4bin1guan3)に向かいチェックインする。近くの比較的有名な水餃(水餃子)の店へ行き夕食とする。頼んだのは水餃子3種(猪肉茄子、鶏蛋香[くさかんむり+姑]尤菜、蝦仁冬瓜)、腰果宮爆鶏丁 おいしかった。


腰果宮爆鶏丁[左]                      水餃[右]

 ここでHさんとも別れ明日の天津観光に備えることにする。