黒雲立ち込める中環 天気が心配
そして乗船。船は結構揺れたので、乗り物酔いには要注意だ。40分あまりで榕樹灣に到着した。
フェリー船内の様子
南Y島の榕樹灣は店も結構あって賑わっていた。1本ミネラルウオーターを買っておいた。
南Y島の景色。右の画像は発電所の煙突
ガイドブックにあるように、索罟灣まで歩く事にする。所要約1時間15分とある。榕樹灣の集落で道に迷っていると、寺に出くわした。
こんな小さな廟が集落の外れにあった[左] メインストリートと言うが…[右]
集落を歩いていくと中華民国の国旗が掲げられているのを見つけた。そう言えば、国共内戦で破れた国民党の一部は台湾には渡らずに香港に住みついたと聞いた事がある。南Y島もそんな集落のひとつなのかもしれない。
中華民国の旗がはためいていた
しばらく歩くと海水浴場に出た。洪聖爺海灘と言うらしい。
さらに道を進む。しかし、山道のため非常に暑いのである。途中本当に暑くて大変で、引き返そうかと思ったが…。景色は本当にすばらしかった。喉が渇くので水を飲むのだが、だんだん残量が心許なくなってきた。1リットルぐらい買っとけばよかったと後悔し、少しずつ飲む事にした。
南Y島の美しい海岸線
そして何とか対岸が見えるところまで来た。
さらに道を進むと白人一家と出会った。向こうから"Excuse me."と声をかけてきた。僕が来た榕樹灣に行きたいようだったので、こっちですと教えてあげた。しかし道中暑くて山も越えなきゃいけないですよと付け加えた。彼らは僕が行きたい索罟灣から来たようだったので遠いのか聞くと近いよ、4分ぐらいかなと教えてくれた。
彼らと別れほどなく行くと街が見えてきた。榕樹灣と比べると小さな街だった。飲料水もなくなりちょうどよかった感じ。(山越えの間に500ccを飲み干してしまった。)
街で。レストランの親父が声をかけてきたので蝦入り炒飯を食べた。なかなかおいしかったが一人では食べきれなかった。なかなか親切な人で船のスケジュールなども教えてもらええた。このレインボーレストランは手持ちのガイドブックにも載っている事に気がついた。
フェリーだが、中環行きのは2時間待ちだ。そこで30分後に出航する香港仔行きの船に乗る事にする。フェリー乗り場は魚が干してあったり、老人たちの憩いの場のようになっていたりとゆっくりとした時間が流れていた。明らかに香港の市街地とは時間の流れが違う気がした。
フェリー乗り場はのどかな雰囲気
香港仔行きの船。生活物資も運んでいるようだった。
途中一箇所寄った後、出航してから30分ほどで香港仔に到着した。中環まではバスに乗った。
香港仔の摩天楼が見えてきた。
ホテルに戻り小休止した後、また街に繰り出した。近くの飯屋でプリンセスダイアナの名を冠したステーキを食ったがうまくなかった。
そういえばまだスターフェリーに乗ってなかったなあと考え、乗る事にした。途中旧九広鉄道の駅舎の跡である時計台の写真を撮った。スターフェリーはいつ来てもいい感じで明らかに香港のシンボルだと感じた。