2005年1月2日

長州島へ

 今日は観光最終日。丸一日観光ができるのは今日までだ。ホテルをチェックアウトして荷物を預かってもらい、香港の下町油麻地に向かい飲茶を楽しんだ。



点心と牛乳プリン

 するとテーブルで相席したおじさんが片言の英語で話しかけてきた。「日本人か?」「中華料理が好きか?」そうして、日本語のメニューがあるはずだからとウエートレスに頼んでくれたが、「まあ、いいですよ」と伝える。そしておじさんはさよならと先に席を後にした。香港で話しかけられるのは珍しい気がするのだが、やはりした街の庶民的なレストランだとこういう事もあるのだろうか。
 その後、近くの義順の牛乳プリンを食べた。案内を見ると西洋菜道にも支店ができたようだった。


朝のネーザンロード

 さて、この後どうするか。実はマカオに行くか、長州島へ行くか迷っていたのだった。昨日あったTさんはマカオ帰りでいろいろと話を聞かせてくれた。マカオなら十分日帰りできるのだが、朝遅かったせいであまり時間はない。しかも、香港やマカオのガイドブックはもっておらず、ちょっと歩くのは難しいかなあと思った。一方長州島なら別にガイドブックなど要らない。小さな島なので船に乗って行き、後はぶらぶらするだけだ。
 地下鉄に乗り、尖沙咀に向かいそこからスターフェリーに乗ろうと思っていたら、脇の埠頭から長州島への船があり、しかもまもなく出航であることが分かった。そこでこの船に乗り込み、長州島へ向かうことにした。
 この船は途中ランタオ島を経由して1時間余りで長州島へ到着した。


船から眺める景色

 長州島では裏の海岸に出たり、街をぶらぶらしたりして時間をつぶした。途中獅子舞のパフォーマンスを船着き場の近くでやっていた。島は多くの観光客でにぎわっていた。


長州島の美しい海岸の景色[左] 獅子舞のパフォーマンス[右]

 時間も時間だし朝が遅かったが何か食べようとレストラン街をぶらぶらする。適当に一件に入って、海鮮焼きそばがあるか尋ねるとできるというので注文した。


海鮮炒麺

 残りの香港ドルが心許ないので、警察官に銀行はないかと尋ねるとあっちへ3分歩けばあるとの返事。こうして銀行を見つけATMで香港ドルをおろすことができた。
 この後フェリーターミナルに戻り、中環行きのフェリーに乗って島を後にした。


船から眺める香港島の摩天楼

 船は1時間余りで中環へ到着。面倒くさいのでタクシーでホテルまで戻り荷物を受け取った。地下鉄に乗るのも何なので、トラムに乗ってホテルに向かうことにした。運転席後ろの席で街の景色を眺めながら、降りる場所を判断していると隣のおじいさんが話しかけてきた。広東語は分からないと話すと北京語になった。香港でも北京語を話す人はそれなりにいるというのが実感だ。しかも商売をしている人はそれなりに通じる。英語には及ばないのだが。こうしておじいさんの親切もあって無事トラムを降りることができた。おじいさんも同じ駅で降りたので礼を言ってホテルに向かった。


トラム

 今晩の宿はシティーガーデン。日本から予約しておいたのだが部屋をアップグレードしてくれたようだった。


シティーガーデン

 この値段でこの部屋はお買い得だと改めて実感。ただ、今回改装中のフロアーがあるようで、お詫びの文書がおかれていた。まあ、工事は昼間のみだからよほど早く戻ったり、遅くまで寝ていなければ問題はないようだったが。

 この後再度MTRで西洋菜道へ行く。インターネットカフェを探すのだがなかなか見つからなかった。
 夕食は適当に入ったスパゲッティ屋ですませた。


適当に夕食をすませる

 あたりでインターネットカフェを探すのだがなかなか見つからない。以前はここに何件かあった覚えだが、香港でわざわざネットカフェに行く人というのも、そういないのかもしれない。
 やっとの事で一件見つけて入店したWindows Meで日本語は打てないが表示はできたのでメールを読んだりする。1時間余り時間をつぶした。


歩行者天国でにぎわう西洋菜道

 マンゴープリンを食べるために許留山へ入る。このデザートで今日も打ち止め。明日はいよいよ帰国である。


マンゴープリン