今日はいよいよスタート地点の上海へ戻る。当初、蘇州へ向かう事も考えていたのだが、黄金周であまりに混んでいる事、忙しい事、上海をまだ観光していない事、蘇州は今一とMLで聞いたなどもろもろの事情があわさって断念する事とした。実際、蘇州は上海から近いので、また上海へ行く機会があれば日帰りでも行って来れるのも事実だ。ともあれ、上海への列車は切符は取ってあるから後未定なのは宿泊先の予約がない事だ。ちょっと心配だったがホテルも多いし、大丈夫だろうと考えていた。実際、ここ杭州でも駅前はホテルの客引きがたくさんいた。もっとも、朝テレビを見ていると宿泊施設の予約状況が案内されていて、どこも軒並み90%を超えていたのだが。
ホテルをチェックアウトした後、荷物もあるので駅までタクシーで向かった。杭州はそれほど大きな街ではないのだが、駅前はやはり大きく広かった。朝飯を食べてなかったので駅前をうろつくと駅の北側に食堂があったので朝食とした。
朝飯として食べた麺
朝食の後、今回も軟座なので待合室へ向かった。待合室は欧米人と日本人が多かった。特に、日本人は団体行動で思いっきり目立っていた。ほどなくして案内があり乗車となった。
今回の列車は無錫行きの列車
上海までは2時間の距離だ。列車に乗り込むと、すぐそばは欧米人だった。最初席を間違えて、欧米人が座っているのが自分の席駄と思い込み英語で話し掛けたら、見事に違っていた…。
既に着た工程。車窓を眺めてみてもやはりちょっと退屈だ。正確な到着時間を覚えていなかったので、余計に待ち遠しかった…。
ホームに到着すると、ホテルの客引きのおじさんが駅内の通路(出口の内側)で陣取っていたので声をかけてみた。いろいろ写真を見せて説明をはじめた。しかし、僕が日本人であるとわかると別のホテルを勧めてきた。北士大酒店。288元。南京東路にも、新閘路站にも多少あるものの歩いて行ける距離のようで決めた。ちなみに、このおじさん、上海語訛りがきつくて非常に聞き取りにくい。
話が決まるとおじさんは私を連れて歩き始めた。地下鉄の駅をまたぐようなので、切符を買おうとすると、要らないとばかり、カードを自動改札に通してくれた。その後タクシーに乗り込みホテルに向かった。
このおじさんと運転手の会話は完全に上海語で全く聞き取れなかった。途中道を間違えたらしくUターンをしてメーターを戻してしまった。あれ、と思っているとホテルに到着した。タクシー代を払おうとすると今度も要らないと言われ、おじさんが払ってしまった。いやな予感がしたが…。
ホテルを決めるにあたってカードが使えるか聞いたのだが、ホテルで尋ねるとなんと使えないと言う。なんでも外国発行のカードは駄目なのだとか。これでは宿泊費はあるのだが押金(デポジット)がない。参ったなあと聞くと、客引きおじさんと服務員が相談して、近くの銀行へ連れて行ってくれることになった。とりあえず貴重品を預けて南京路へ向かった。この間このおやじ非常に愛想がいい。10分ほど歩くと繁華街へ到着し、中国銀行のATMでCiticardで人民元を引き出す事が出来た。
ホテルに戻り、荷物を受け取り、押金を受け取った後部屋へ向かった。おじさんはついてくる。そして部屋まで入ってきた。また、オプション観光旅行か何かを売りつけようというのかなと考えていると小費(チップ)をくれという。交通費を払っただろう?というのだ。何元だと尋ねると50元と抜かす…。結局交渉で40元渡した。まあ、タクシー代が片道で10元強だから、戻る分まで含めても足りるはずだ。客引きにチップを要求されたのは予想外だったが、期間が期間だけに宿が探せず路頭に迷うくらいならいいのだが。実際このホテルも既に僕が到着したときには「客満」の札が立ててあって、客引きも恩着せがましく、俺が頼んでなければ無かったよみたいなことを言っていた.。
とりあえず仕切りなおして地下鉄の駅の方へ向かって歩いた。食堂があったので適当に入って昼食とした。
昼食として食べたチンジャオロース
昼食の後、地下鉄に乗って外灘(バンド)へ向かう事にした。途中乗り換えて河南中路站へつき、地上の南京東路へ出ると、そこは想像以上の人ごみだった。まるで通勤電車の中のようだ。
人だらけの南京東路
そして、外灘まで歩いたのだが、どこもかしこも人だらけだった。外灘で地下道を通って中山東路を横断したのだが押し合いへし合いの凄い人で、10分ぐらいかかった。本当に信じられない。
外灘から臨む浦東[左] 外灘の人ごみ[右]
この後、歩いて豫園へ向かう事とした。途中、道端でウイグル族の人が羊肉串を売っていて人だかりが出来ていた。一本二元だというので買って食べる事にした。普通は一元の事が多い。やはり上海は物価が高い。「朋友!」といって焼きたての串を渡してくれた。
中国だったらどこでも見かける羊肉串
こうして、豫園に到着した。しかし、ここも凄い人。結構ごちゃごちゃしているためにどこが入り口かわからずに探し回ってしまった。豫園の中に入っても人だらけだった。まあ、この期間はどこも人が一杯なんだろう。
豫園を散策。人が入らないように撮影したが本当は観光客だらけ
この後、バスと地下鉄を乗り継いでホテルに戻って仕切りなおした。一休みついでにパソコンをつなごうと思ったのだが、残念ながら接続料を通話代に含めて請求されるタイプのプロバイダには接続できなかった。なかなか難しいようだ。
その後、地下鉄で黄河路美食街へ向かい夕食を食べた。入ったレストランは、通りから少しずれていたのだが、客が全くいなくてちょっと失敗したかなとも思ったが、まあ、とりあえず無事に済ませた。
夕食
この後夜の街をぶらぶら歩きながら地下鉄に乗ってホテルへ戻った。コンビにがかなりたくさんあるのは非常に便利で夜食を買って帰った。同じ中国を代表する北京とは全く違う都市だと感じた.。