01/4/30(星期一)

杭州へ

 なんとなく、おなかの調子がおかしくて目が覚めた。たいした事はないのだが多少痛い。どうやら、疲れに火鍋が効いたらし

い。といっても深刻ではないのでチェックアウトし、南京駅へタクシーで向かった。

 

南京大学の宿泊施設西苑ともお別れ

 

 まだ、時間があったので南京駅の近くの食堂で朝飯を食べる事にした。発音に自信がなかったので、小姐に書いて渡すと、何人なのかと尋ねてきた。日本人と答えると

 

「ni3好像中国人。」

「看不出来!」

 

と皆で大笑いとなった。日本人だと南京で構えそうであるが、そう力を入れて行くほどでもないのかもしれない。

 

南京駅前で食べた炒飯

 

 またもや軟座だったので、軟座用待合室で待ってから、プラットフォームへ向かった。

 

ディーゼル機関車が引く特別快車で杭州へ

 

 実は、杭州へ行くと入ったものの、一旦上海へ行き、そこで方向転換をして杭州のほうへ向かう。このため、上海は行きに来た道を戻る事になる。所要時間は上海まで約3時間、上海から杭州まで約2時間で合計5時間あまりの旅だ。列車はすべて2階建車で、120km/h対応の客車のようだった。行きのよりもちょっと古めか。

 こうして時間どおり列車は進んだ。車窓もあまり変化がない。というか、何もないところと言うのは意外となくて、それなりに田舎でも家がある。

 3時間で上海へ到着。ここで10分程度停車した。上海で降りる客も多かった。上海で方向転換した後今度は南の杭州へ向かう。かくして杭州へ到着した。さすがに5時間だと長い。

 駅のタクシー乗り場へ行き、中山大酒店へ向かった。3星だが、結果的には今回泊まったホテルでもっとも良い(ランクが上)ホテルだった。

 まだ時間は3時ごろ、昼飯も列車に乗っていてスナック菓子をつまんだ程度食べてなかったので、バスに乗って西湖の方へ向かう事にした。

 西湖の湖畔の辺りをうろついていると小奇麗なカフェテリア式の麺類の店があったので、ここに入って食べる事にした。

 

肉は鴨肉だったと思う。とってもおいしかった

 

 見かけはそんなに綺麗と言うわけではないが、なかなかおいしかった。

 

曇り空で今一の西湖[左]   湖の近くはきれいに整備されている[右]

 

 杭州を訪れ、まず思ったのが街並みが中国としては小奇麗に整備されていると言う事だ。西湖など観光地は特にそうだった。

 その後ホテルに戻り、持ってきたパソコンを接続してみると見事に繋がった。163という情報料を通話料に含めて請求されるちょうど日本でいうダイヤルQ2のようなサービスだ.。これだと下手な海外ローミングサービスよりも圧倒的に安いので便利だ。ただし、このサービスにホテルの電話設備が対応していないと繋がらないようだった。

 メールをチェックしていると、中国旅行のMLで中国が連休のため切符の入手が難しくなっているという話題を目にした。このため、不安になってきたので、タクシーで駅へ向かった。

 駅の售票処は人でごったがえしていた。重慶までの切符は要らないかと尋ねて回っているダフ屋と思しき人間もいる。とりあえず壁に貼ってあった時刻表を元に、上海までの明後日の朝の特別快車の列車番号を書いて列に並んだ.。

 

人で一杯の杭州站售票処

 

 メモを駅員に渡すと調べて何か言っている。どうやら書き込んだ列車は一杯で、別の列車ならあると言っているよう(とても聞き取れなかった。)なのでそれを頼んだ。最初記入したのより15分ぐらい後の列車で問題はなかった。結局あっさり上海までの切符を手に入れた。

 この後、バスを乗り継いでホテルへ戻った.。なんだか観光地へは便利なものの、駅へはあまり便利でなく、バスを乗り換える必要があった。

 

 ホテルで一休みした後、夕食を食べるために、西湖の方の繁華街へ向かった。近くに、夜市があり、骨董品なども売っていて面白かった。この夜市はガイドブックにも載っていた。

 

夜市。骨董品が多かった。

 

 この後、近くのレストランに入って夕食とした。おかしかったお腹も、夕方までには元に戻っていた。

 

 

夕食

 

 この後、ホテルに戻って今日は休む事にした。