02/1/2(星期三)

帰国

 今日は帰国の日。しかし、飛行機が夕方発なので昼過ぎまで時間がある。

 まずお茶を買おうと西門までMRTで向かった。ところがあてにしていたお茶屋は午前中は休みと表示が出ていた。ガイドブックをめくると別のお茶屋が近くにあることが分かりそこで烏龍茶を買った。

 その後、地下鉄に乗り圓山へ向かいそこでバスに乗った。忠烈祠へ向かうためである。ここは抗日戦争や国共内線で国民党政府軍として戦い犠牲になった33万人が祀られている場所。ここも中華民国軍の管理下にあり、衛兵の動きはまるで機械のようだ。

 

忠烈祠の正門[左]           中の様子[右]

 

銃剣を持った衛兵に守られている[左]  衛兵の交代式[右]

 

 奥の建物の中への立ち入りは禁止されている。そこには祭壇があり国民革命烈士という言葉が刻まれており、孫文の写真とともに祀られている。しかし祀られた当人は台湾で祀られ、見物に来るのは日本人観光客ばかりとは想像だにしなかった事だろう。

 

祭壇

 

 こうしてバスで圓山まで戻り台北駅へ戻った。この後台北駅付近に、孫文が台湾を訪れたときの日本式旅館が國父史蹟紀念館として公開されているようなので立ち寄ることにした。ここは公園のように整備されていた。建物は全くをもって日本式の建物だ。

 

國父史蹟紀念館の外観[左] 中の様子 家具も当時のまま[右]

 

 外から建物を眺めていると英語で話しかけられ、写真を撮ってくれと頼まれた。何のことはない日本人だった。

 

 昼食を取った後、空港へ向かった。台北駅前のバスターミナルから出ているやつだ。15分ごとに発着とあるのだが結構待たされた。前もそうだった気がする。まあ、時間に余裕があったので問題はないのだが。バスターミナルでバスを待っていると大きなリュックを抱えてどこか旅行へ出かける感じのおばちゃんに話しかけられた。最初中国語、日本人と分かると英語になった。そこの売店で食べ物を買ってくるから荷物を見ていてくれ。バスは15分に1本あるから次のでも問題ないよ。しかし、バスを待っている日本人に荷物を見ていてと頼むなんて不用心というかおおらかというか…。

 いよいよ台湾ともお別れだ。飛行機は15分程度出発が遅れた。うーん、じゃあ、わざわざ日系航空会社にこだわる理由って…。ちなみに機内食は以下の通り。

 

機内食

 

 名古屋へは夜到着。税関も何のチェックもなしであった。寒いと思ったら雪になった。名古屋でこんなに激しく雪が降るのは滅多にないことだと思ったが、結局次の朝は20cmまで達し。数十年ぶりの大雪だったようだ。台湾から雪国とは落差が大きい。

 

雪模様の名古屋 欄干には雪が積もり始めている

 

 列車も少し遅れたがこうして今回の旅行も終わり。台湾の人の親切さが身にしみた旅行だったと思う。また台湾東部には是非再訪したいと考えている。きっとまたちょっとお節介なおばちゃんが助けてくれたり面倒見てくれたりするだろうし…。