Lさんとここで別れ、列車に乗り込んだ。確か、準高速とかいてあったと思う。列車は軟座で2階建てであった。途中深センまでに3箇所ほど停車した。
列車の行き先表示。どうでもいいんだけど繁体字なんですねえ。
この列車、2年前に乗ったとき同様ディーゼル機関車が客車を引っ張っているのだが、凄いスピードである。とても客車とは思えない速度…。
一時間半ほどで無事深センに到着した。この前泊まったのと同じ港龍大酒店に泊まった。しかし、スタッフが片言の英語を操るのには驚いた。いえ、中国の中級クラスのホテルで英語が通じる事はまずないので。
駅前建設路沿いのレストランで食事をした。写真を撮っていると人が集まってきた。
「nin2是na3里人?」(ニンシーナーリレン:どちらの方ですか?)
と聞かれたので
「我是日本人」(ヲーシーリーベンレン:日本人です。)
と北京語で答えると、周りに人が集まってきて、動物園のパンダにでもなった感じ。いろいろと北京語で話しかけてくる。その中に流しの楽隊のような一団があった。きれいな女の人に連れられた2,3人の子供が歌を歌ってお金をもらっているようだった。一曲3元だというのだが、どの曲も知らないからと断った。どうやら日本人は極めて珍しいらしく、日本人とわかるとみんな集まってきて世話を焼いてくれるのである。
「有没有面條?」(イヨウメイヨウミィエンタオマ?:麺類はありますか?)
と尋ねると小姐は
「有」(イヨウ:あります。)
と答えてメニューを指指した。どうやら、シーフードの店なので1種類しかなかったみたいだ。
頼んだメニュー。焼きうどんのほうは結構おいしかった。
結局みんなの視線を感じながら飯を食うことに。なんだか食べにくい…。そうだ、日本人だって飯を食うんだい。なんか珍しいか!といった感じ。途中、小姐が、アサヒスーパードライを薦めに来たが、いらないと答えた。
食事の終わったあと、深センの街をぶらぶらした。女性が一人で歩いていることを考えてもそんなに治安は悪くないらしい。
発展する深センの夜景[左] 闇夜に浮かぶペプシー(百事)の看板。フェイもいる。[右]