99/1/1(金)

さらば香港

 そうして長いようで短かった僕の旅行も今日で終わり。ホテルをチェックアウトし空港へ向かう。バス停を見つけたがなんとなく深夜バスのようなので、MTRに乗り東涌へ向かった。ここでバスに乗ると空港はすぐである。運がよければまた早い便に変えてもらえるかなと考え、予約カウンターへ行くが門前払い。2匹目のドジョウはいなかった。


2つの扉の位置があわないことがよくあるMTR東涌線

 空港内で朝食を済ませ、本屋など見ながら時間をつぶす。しかし本当に広い空港である。両替商でわずかの香港ドルを日本円に戻すことも考えたが、空港内はトーマスクックという両替商なのだがレートがひどくてsellとbuyの値が1割も違う。ちなみに日本の銀行はさらにひどくてコミッションを含めると2割違うので、最近、僕はできる限り使わないようにしているし、海外の友人にも日本で換えない方がいいとアドバイスをしている。ビックバーンと叫ぶならここらへんもう少し世界レベルのサービスにしていただきたい。きっと行員の給料平均は世界一なんだろうから。なんだかばかばかしいので、少しばかりということで使い切ることにした。そういう訳で香港に来られる方、できるだけ飛行場で換えない方がいいと思いますよ。もちろん日本でも。
 待ちに待って飛行機に搭乗した。今度はB777-200であった。機内食を配るときになぜか飛姐は中国語で話し掛けてくるのである。何でだろうか...。今回の旅行でも中国語で話し掛けられることが多々あった。
 この、飛行機は台北経由なのでちょっとうざったい。台北では1時間ほど機内で足止めを食らう。ちなみに通しで乗る物好きは数人のようであった。まあ、機内食が2食食えるというメリットはあるが(笑)。


ロールスロイスのエンブレムが輝くキャセイのB777-200 植民地時代の遺産?

 結局、飛行機は定刻より20分早く関西国際空港へ到着した。実は定刻の一時間後に出る「はるか」に乗れないと、その日に家まで帰れずどこかで一泊せねばならず、ひやひやしていたのだが、結局予定より早いはるかに乗ることができた。
 はるかは自由席ができたので迷わずこれに滑り込んで、車内で特急券を買う。そもそも飛行機は時間がはっきりしないから帰りまで予約していく客は少ないと思われる。しかしガラガラ。その後乗った新幹線もがらがらだった。最後に米原から大垣まで乗った普通電車はちょっと混んでいたが、始発からだったので問題なかった。

  こうして僕の7泊8日(出発前日にさらに1泊しているが)の旅は幕を閉じた。印象的だったこと。
1.台湾の人たちの人情と親日感。こればかりはお金では買えないもの。大切にしたいですね。
2.ちっとも上達していない語学...。
3.香港でも見た数々の景色。狭い地域であるが本当にいろいろな顔を持っています香港は。
4.すばらしかった王菲のコンサートに2回も行けたこと。
 などなどです。本当に印象的で忘れられない旅行だった。。

  最後に僕の旅行にいろいろとアドバイスをしていただいた友人、Niftyのfasiaeの台湾部屋、香港部屋の方々、そして案内してくださった台湾人の友人(王さん(Sophie))と彼女の友人(曹さん)と香港人の友人(黄さん(Freda))(日本語で書いても仕方がないかもしれないけど。)に感謝の意を表して結びとさせていただきたいと思います。

 Thank you very much. I appreciate your kindness so much!
多謝!謝謝!
どうもありがとうございました。