2005年5月8日 

帰国

 まずは朝食。今回一番安い宿での朝食だが、結構いろいろなものがそろっている。一応少し中心から外れた場所の4星だし…。


 飛行機は午後のため、午前中は時間がある。そこで、昨日登り損ねたステファン教会に行ってみることにする。上へは中にあるエレベーターから登ることが出来る。登るとウィーン市内を一望できるのだった。


街の中心に位置するステファン教会から市内を一望

 その後路面電車などを乗り継いで街中をうろうろする


ヴォティーフ教会

 路面電車に乗っているとおばちゃんがドイツ語で周りの名所を紹介してくれた。"Das ist ...." 聞き取れない。
 気が付くと美術館のようだ。時間はあまりないがせっかくなので見に行くことにした。


美術史博物館 世界三大美術館の一つだそうだ

 私は絵のことは全く分からないのだが、たまにはこうやって名画に触れて静かに時を過ごすのもよいなと分かったようなことを考える。特にブリューゲルのバベルの塔が気に入った。この日はせっかく晴れたのに帰国の日。もう1日欲しかった。
 ホテルに戻り、荷物を受け取ってから空港へ向かう。このホテルは近郊電車の駅から比較的近く、近郊電車で空港へ行くなら(実は一番安い方法で3ユーロ)便利なのだ。

 空港でにつくとチェックインカウンターの区画の一部が封鎖されている。不審な荷物が見つかったために警察が封鎖したようだったがまもなく解除された。
 手続きを済ませて搭乗口に向かうとなかなか案内がない。しばらくすると機材調整のために3時間遅れるとアナウンス。しかも最初はドイツ語のみのアナウンスで、直接聞きに言ってやっと分かった。ドイツ語だけでアナウンスされても…。
 航空会社の持ちで食事が付いてくるとのことだったのだが、指定されたうち大きなレストランはパスポートコントロールより内側にあって、もう一回入国手続きをしなくてはならない。迷ったがもう一度入国することにした。するとどこの国の人だか知らないがビザがないと再入国を拒まれていた。こういったトラブルの時、ビザがないと入国できない身分は辛いものだと改めて知る。


航空会社の補償してくれた飯

 こうして3時間待ってから飛行機へ。そして長いフライトを経て帰国。帰りは関空着だったので、新幹線を乗り継いで帰ってきた。

 こうして短い旅行も終わった。やはりヨーロッパは遠い。密度は濃かったが、やっぱりもう少し時間があったらと不完全燃焼気味の旅行だった。