中国旅行に来てAlipayが使えて本当に便利になった。今まではATMでキャッシングだったが、大金下ろすのは怖いし、いつも残金とATMの位置を気にしていた。ところがAlipayが使えるおかげで、そんな心配はなくなった。但し、Tour Passチャージ手数料無料は2019年内までの予定で、その後は不明なので、2020年以降のチャージ手数料は気になるところ。
(2019/12/31追記)
Tour Passアプリでアナウンスがあり、2020/1/3から上海銀行は手数料5%を徴収するとのこと。個人的に5%の手数料は結構大きい。
ところで、色々試してみて大まかに2つのケースで、中国人が使うAlipayでは行けるのに、外国人旅行者向けAlipay(Tour Pass)は使えない事がわかった。
1.路線バスの支払い
路線バスは、Alipayにミニプログラムをダウンロードして設定することで使用できるようになる。Alipayの検索画面で「乘车码」と検索してインストールはできるようだが、その後の氏名、パスポート情報の登録で何度やってもうまく行かない。氏名を英字で姓名、名姓順で入力等色々試したがどうやら駄目と見た。結果は以下の画面となる。
上図で「完成」を押すと、次の策として銀行カード情報の入力を求められる。おそらく身分証(パスポート)情報で認証が取れない場合、中国の銀行カードで認証を取るのだと思うが、私のような旅行者はどうしようもない。もちろん日本のクレジットカード番号では不可だ。
2.ミニプログラムをダウンロードさせる店舗
Alipay決済方法には、客のスマホでQRコードを表示させて、店側がスキャンする方法と、店のQRコードを客がスキャンして金額を入力して認証する方法があるが、後者の店のQRコードを客がスキャンする場合、店のミニプログラムのダウンロードが始まるものがある。ところがこのミニプログラムを有効化するには、上記1.同様の銀行カード番号の入力が必要で、結局支払うことができない。
上記2ケース以外で感じた問題として、通信が遅くて特にこちらが店のQRコードをスキャンして金額入力と認証をする場合には、待ち時間が発生するケースもあった。この場合は通信の問題であって、Alipayの問題ではないと思う。
以上、うまく行かなかった例を挙げたが、間違いなく外国人旅行客向けAlipay(Tour Pass)は便利だと思う。