先週の週末、明知鉄道の終着駅明智駅(明知鉄道と明智駅で「ち」の字が異なる。)までバイクで出かけた。連れが行きたがったこともあるが、自分の中では明智光秀の生誕地として知られる程度の知識しかなかった(ただし明智氏の本拠地であったが、その後1339年(南北朝時代)に可児市明智町へ移転しており、可児市にも明智町がある。なんとなく後者のほうが明智光秀の生誕地としては辻褄が合いそう。)。駅に着いたとき、写真の通り閑散としており、いかにもローカル線の終着駅という雰囲気だった。ただ、駅前がきれいに整備されているのは印象的だった。
隣の、街の規模に比較してかなり大きなスーパーマーケット(まさに旧明智町を吸収合併した恵那市で起業し、東海地方に点在するスーパーマーケット「バロー」。)で時間を潰し、駅に戻ると、ちょうど二両編成の列車が到着するところだった。先頭車両にはNHKの朝ドラ「半分、青い。」のラッピング塗装がされており、終着駅明智駅で多くの乗客が降りてきて驚いた。
調べてみると、明知鉄道沿線の岩村駅付近でロケが行われたようで、明知鉄道も朝ドラを使って、観光客を呼び込んでいるようだ。
なお、恵那市岩村町の古い町並みは、重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、むしろこちらのほうが私は興味があったりするのだが。
いつまでこの賑わいが続くのか分からないが、沿線は高齢化、過疎化が進んでいるし、明知鉄道も厳しい経営状況だと思う。頑張ってはほしいけれど。