富士通のスマホ撤退


富士通が実質スマホ製造から撤退することを発表した。まあ、自分も富士通のM02で嫌な目にあったし、時間の問題だと思っていた。

世界の巨大スマホメーカーは億単位の台数を出荷するのに対して富士通は100万単位でしかない。2桁も違うのなら部品の調達だって不利だし、開発費も重くのしかかるからもう無理なのは容易に理解できる。むしろ遅すぎたのかもしれない。

なぜこのようになっていったか。日本ではトップのソニーですら1500万台くらいしかないようだから、ソニーですら巨大スマホメーカーと比較して1桁少なく、こちらだって持たないかもしれないとも思っている。日本のメーカーは国内の3大キャリアに下ろすビジネスモデルで、大きな値引きや不良在庫を抱えるリスクがなく、条件の良い携帯電話製造ビジネスであったことが最大の理由ではないだろうか?ぬるま湯の日本市場でのんびり甘い汁を吸っているうちに、海外進出が遅れ、そこにiPhoneがやってきた。そしてその甘い汁を吸える市場はどんどん縮小してしまった。

総務省がさっさと3G普及期辺りに携帯端末と通信契約を切り離す事を指導していれば、端末メーカーはもっと長生きできたかもしれない。

今のグローバル化の時代、胡座をかくビジネスで保護された企業というのは、結局は長続きしないという事は覚えておいたほうが良いのかもしれない。


中国のスマホ活用度


中国のスマホ活用サービスは結構進んでいて、多岐にわたる。まず気がつくのはスマホの普及率。老若男女問わずスマホだ。日本ではまだガラケーを愛用していることが多いことと対照的だ。

次に驚くのが電子マネー(例えば支付宝(アリペイ))の普及率で、使えますという掲示マークは至る所で見ることができる。それこそ扉がなく、シャッターを開けたらすぐ開店みたいな食堂でも電子マネーが使えたりする。日本であれば庶民的な個人店で電子マネーが使えること事態がまれなのと対象的だ。

電子マネーの普及とともに、北京では自転車のシェアサービスが普及したという。この結果、自転車を所有する人が激減したという。このメリットとして、自転車泥棒がいなくなったとか。つまり盗んで売ろうとしても、自転車を所有しようとする人がいないために売れないとか。自転車のシェアサービスは、中国人観光客が多い札幌でも近いうちに開始されると聞いた。

タクシーのスマホでの配車サービスも進んでいるとか。なんと行き先やチップまで入力し、条件によっては争奪戦となるらしい。つまりチップをたくさん積んでくれる客は奪い合いとなるのが中国らしい。私はこのサービスは在住者ではないので利用したことがないが、たしかに乗るタクシーには皆スマホが添えつけられていた。

中国はGoogleなどの国際的なネットサービスが遮断され利用できない一方で、自国内には情報サービスを提供する大手企業が存在する。アリババやティンセント、バイドゥ等は日本でも知られた企業だ。

IoTの時代と言われるが、日本はハードウエアを開発・製造・販売することばかりに固執していて、しかも多くはエンジニア初のアイデアのようであまり驚くサービスというのを見かけない。次のIoTの時代に日本は果たして優位に立てるのだろうか?


上海静安寺の静安賓館にやられた。。。


雲南大理と四川成都へ旅行に行ってきたのだが、帰りはトランジットのために上海に一泊となった。最近上海を最終目的地にする旅行には行かなくなったが、交通が便利でそこそこ気にいっていたホテルがあった。題目に書いた静安賓館だ。

静安賓館は上海の静安寺に位置する。ちょうどヒルトンのすぐ隣のホテルで、地下鉄2号線の駅から歩いて10分位だと思う。地下鉄2号線は虹橋空港や、浦東空港へつながっている(実際は浦東空港まで行くには一度だけ必ず2号線同士を乗り継ぐ必要があるが)し、浦東空港行きの空港2線のバスターミナルも地下鉄駅近くに位置し、浦東空港から直通バスでも容易にアクセス可能だ。

ホテルはいわゆるクラシックホテルで、重要文化財にも指定されているようだ。これまで数回以上利用したことがあると思う。

今回のトラブルとは以下の通り。静安賓館に到着し、インターネットホテル予約サイトである◯HCのバウチャーとパスポートをフロントに提出した。すると、よく確認もせず、まるで私達夫婦を追いやるように、ここではない、上海賓館に行け、すぐ隣だ。お前らの予約違いだと追っ払われた。上海賓館と静安賓館はどうやら同一経営者によるホテルで、何れも一応中国4星ホテルだが、全く趣が異なるホテルだった。このため上海賓館には泊まりたくないので、◯HC緊急サポートに電話して交渉いただくこととした。◯HCがホテルとやり取りした後のオペレーターの回答は

「すぐ隣の同一経営のホテルと言っていますし、上海賓館でいかかでしょうか?」

という回答だった。帰国後に知ったのだが、◯HCで静安賓館と上海賓館は別に扱われており、上海賓館のほうがやや安い料金設定になっていた。

この頼りないオペレーターの回答に

「クラシックホテルで雰囲気が良いから、静安賓館を頼んだのだから、なんとかして欲しい。」

と再度交渉を依頼し、結局は静安賓館に泊まることができた。時間を1時間以上ロスしたために、私は補償を要求し、このため部屋をアップグレードをしたとフロントは言っていたが、実際に部屋に入ってみると今までに泊まったことがある部屋と大きな差は見いだせず、おまけに浴槽が壊れていて一悶着あった。

帰国後◯HCになぜこのようなトラブルが起きたかを問い合わせた。ホテルの言い分は以下の通り。

ホテル側弊社担当者に調査を致しましたところ、静安賓館のシステムに問題があり、ご到着時にご予約の確認が出来なかったため、姉妹ホテルの上海賓館までご予約確認に行って頂くようにお願いをしたとの事でございました。
また、ホテルとしては、別ホテルではございますが、姉妹ホテルのため、両ホテルのシステムは、同じものを使用しているおり、「上海賓館で予約を確認できる」というご案内をしたとのことでございました。
しかし、ホテル側システムの問題が原因で、お客様にこのようなお願いをすることは
あってはならないことであり、仮にホテル側システムの問題で予約が確認出来なかったとしても、ホテルスタッフが確認をするべきことでありますので、ホテル側もこの点については反省をしております。
尚、お詫びと致しまして、お部屋をエグゼクティブルームに無料でアップグレードさせていただいた、と報告を受けております。エグゼクティブルームは、元のご予約のお部屋の倍近いご料金のお部屋でございます。

赤字の部分は明らかに真実ではない。静安賓館フロントは上海賓館に泊まれと言ったし、予約違いだ(你们订错了)と私たちにはっきり言い放った。そもそも仲裁いただいた◯HCの緊急時オペレーターも「上海賓館に泊まってほしい」と私に言っている訳で、◯HC内で把握できる状況と併せても彼らが嘘の言い訳をしていることは容易にわかるものだと思う。

静安賓館に◯HCがなめられているのか、日本人がなめられているのかは分からないが、このまま放置すれば新たな被害者が出る気がする。

何れにしても「静安賓館」は全くお勧めできない上海のホテルとなった。

 


中国国内航空線の遅延


統計を取って調べた訳ではないので真偽の程は?だが、中国国内航空線はよく遅れる。私はよく上海で中国国内線に乗り継ぐのだが、時刻通り発着出来たことのほうが少ないくらいだ。しかも搭乗口が足りないようで、かなりの確率でバスでの案内となる。

そんな中でいくつか気がついたことがある。

  1. 地方同士の便で上海に機体を回さない便はほぼ定刻通りで飛ぶ。(例 今回乗ったMU5863、MU5859(成都ー大理往復))
  2. 国際線経由便の国内線部分は、上海を経由しても定刻で飛ぶことが多い。(例 今回乗ったMU293(成都ー上海ー広島)の成都ー上海(PVG)の部分)

1は結局上海(浦東、虹橋両方)の空港が混んでいるために起こる事態だ。実際飛行機は滑走し始めたけれど、離陸するまで1時間かかったという経験もある。しかし、上海をどうしても避けられないときは、2を参考に、国際経由便の国内線分を優先的に選択するとよさそうだ。

浦東空港はターミナルビルの第3期拡張工事をしていたが、これだけ中国人が飛行機に乗る時代になると、上海には3つ目の空港が必要なのではないだろうかと思ってしまう。


雲南大理へ行ってきました


盆休みを頂いて、雲南の大理へ行ってきました。有名なのは大理古城と呼ばれる歴史ある城塞都市で、実はここへ行くのは3回目です。雲南省と聞くと緯度は低いので暑いのではないかと思われるかもしれませんが、雲南省は山地が多く海抜も様々です。今回行った大理は標高2000mほど、夏でも30℃まで上がるか上がらないかですし、緯度が低いので冬もそれほど寒くはありません。洋人街という西洋料理店(日本料理や韓国料理もあり)も立ち並んでいて、ゆっくり滞在するには良い街だろうと今回また訪れることにしました。

大理古城につくとあまりの様変わりぶりに驚きました。まずは車。元々古城の中心部は歩行者天国で自動車は入れません。一部は通行可能な道があるのですが、中国人観光客の車で大渋滞しています。前に行った11年前は自家用車で来る中国人観光客は少ないというか、そもそも中国人観光客の数もかなり少なかった覚えです。正直ゲンナリしました。

古城内を歩いているのも中国人ばかりで、まるで首都圏の繁華街のような人の数です。加えて古城内は土産物屋の商店街のような様相になっていて、もういいと言う感じでした。観光客が圧倒的に中国人が多いということで、洋人街の洋食店も数が少なくなっていました。中国人相手の商売をしないと儲からないということはそうなるのは必然とも言えます。雲南省の麗江も似たような傾向にあるそうで、中国の桃源郷は一つまた一つと姿を消している気がします。

それでも気候が良いのは救いです。名古屋は本当に暑いので、良い避暑地ともいえます。夏はやや雨が多いですが、暑いよりはマシな気がします(例えば炎天下の名古屋を観光する気には到底ならないでしょう。)。

一日ミニバスに乗って、大理古城郊外の(洱海の西北)周城まで出かけました。ここまで来ると全く観光地化されておらず、ここに車で乗り付ける中国人観光客も見かけませんでした。市場でフルーツが山と売られていたのが印象的でした。

このあたりは絞り染めの産地で、妻は何枚か購入していました。11年前の4倍位の値段になっている印象でしたが(しかも人民元ベースなので、日本円ベースだと更に高い感じ。)

中国は経済成長とともに中国人観光客が激増し、観光地は様変わりしてしまいました。昔の中国の観光地を知るものとしては、寂しい限りです。


中国移動香港のプリペイドSIM


実は中国くんだりに出かけて今日今さっき帰国したところです。今回は8泊9日間の旅行だったので、中国聯通(China Unicom)の7日間有効SIMだとチャージする必要があります。チャージしてもいいけれど、割高になりそうなので探してみると中国移動(China Mobile)の10日間1.5GBのプリペイドSIMがアマゾンで売られていることに気が付きました。(開通してから240時間有効で、容量は1.5GB)

問題となるとすれば、通信方式の違いだともう。

中国聯通はFDD-LTEという日本と同じ通信方式を用いていて、日本で売られている多くのSIMロックフリースマホで問題なく使用できるものと思う。LTEのバンドは1と3が日本のDocomoと同じ。特にバンド1は日本の三大キャリアが使用しているバンドです。加えて3Gも、バンド1のUMTS(W-CDMA)なので、3Gでも問題ないです(但しau除く)。

一方で中国移動は中国の国策であるTDD-LTEを広く採用しています。周波数バンドで言うと39、40、41となり、残念ながらこれらに対応しているシムロックフリースマホはそれほど多くはないものと思います(私のXperia X Performanceのグローバル版F8131は対応していました。)。さらにたちの悪いことに、3Gはほぼ中国特有の規格であるTDのCDMA方式(バンド34と39)が使われているようで、こちらはほぼ全滅でしょう。まあ、GSMなら繋がるでしょうが、日本で言えばドコモのムーバに相当する第2世代携帯電話だけに今さら感が強いです。

私の端末は対応している事がわかったので、中国移動のSIMを購入し現地でローミング接続(あくまでSIMは香港の会社のローミング扱い)を試みた所、問題なくつながりました。調べてみるとバンド38、39、40に切り替わりつつ繋がているようで、なぜかたまにバンド3の表示が出ました。

使用感ですが、まず値段が中国聯通のものより安いです。もちろん香港SIMでのローミングなので、中国では通常接続ができない、FacebookやGoogleの各種サービスも制限なく使用できます。また、国外回線との接続状態も、中国聯通のものよりも、中国移動のもののほうが安定している気がしました。例えばLINEは中国国外サーバーに接続して使用する必要があります。中国聯通のSIMを以前使用した時は、時々途切れてメッセージ(トーク)が送れないということがありましたが、中国移動ではこのようなケースはありませんでした。

以上の通りでお持ちの端末がTDD-LTEのバンド38、39、40に対応しているなら中国移動のプリペイドSIMがおすすめです。LTEのカバーエリアは相当に広く、中国の3Gは対応しない端末ですが、GSMに落ちるのには気が付きませんでした。

なお、アマゾンの販売サイト情報では、本SIMは追加チャージが出来ないとあります。加えて外パッケージにも同様の記載がありますが、SIMがついてくるプラスチックカードの裏面には香港のセブンイレブン店頭で最低チャージ金額HK$50で可能と記載があります。但しどちらの記載が正しいか確かめていません。