水郷の街 紹興市へ


上海の周辺(上海市、江蘇省、浙江省にまたがる)には江南水郷と呼ばれる水郷の街が点在する。私は数えてみると何箇所かの水郷の街へ行ったことがあるが、今回出かけた浙江省紹興市はそんな水郷の街としては、特にお勧めだ(参考までに一番がっかりしたのが、上海から日帰りも可能で有名な周荘)。紹興市の場所は知らなくても、紹興名産の紹興酒なら、ご存じの方も多いと思う。

上海からのアクセスは、高速鉄道が便利だ。上海虹橋駅(上海虹桥站)から紹興北駅(绍兴北站)までは多くの便があり、実際当日でも指定席の切符を購入できた。最近は首都圏なら羽田-上海虹橋便もあるので、虹橋駅利用はとても便利だと思う(私は名古屋なので、浦東空港から虹橋駅まで空港バス1線(机场1线)で約1時間かかった。)。紹興北駅ー上海虹橋駅は高速鉄道で1時間余。但し高速鉄道専用の紹興北駅は紹興市の郊外にあるため、市中心までは車で約30分かかる。

紹興の旧市街はそれほど広くはなく、またかたまっているので徒歩や輪タクでかなり回ることができる。紹興がお勧めなのは古い街並みには昔ながらの生活感が残っており、あまり観光地化されておらず、観光客もそれほど多くはない。(周荘が興ざめなのはもはやテーマパークと化しているところ。)また、文人、思想家、政治家など多くの有名人ゆかりの場所であり、故居が保存されていたり、記念館がある。特に魯迅博物館は入場料は無料な上に、なかなか面白いと感じた。一方で周恩来記念館は、入ってみると銅像が立っているだけなのに有料だったので、お勧めしない。

倉橋直街(仓桥直街)界隈 (2017/5/4撮影)

題扇橋(题扇桥)から文筆塔(文笔塔)を望む(2017/5/5撮影)

一方で上海と比較するとやはり田舎だ。だからこそ、昔ながらの街並みと庶民の生活が残っているのかもしれない。物価も大雑把に言って上海の半分ほどの感じだった。

上海から遠くはない紹興市。日本人でここを訪れる人は多くはないようだが、上海から少し足を伸ばしてみてはどうだろうか。