甘粛省蘭州の四つ星ホテル


三十日から、甘粛省蘭州の某四つ星ホテルに宿泊しているが、愚直をいくつか。

元々このホテルは、元旦夜の一泊のみ日本から予約し、宿泊費も前納してあったが、30日に蘭州に戻ったので、二泊は現地支払いで、合計三泊するつもりだった。ところがチェックイン時に元旦の予約はないといわれた。その予約をした日本の旅行社が委託した現地旅行社の責任者がホテルまで来て交渉、説明する羽目に。チェックアウトは2日だが、中国の休日にあたり、現地旅行社は休みなので、申し送りをちゃんとしない中国の事情を考慮して、チェックアウト時にトラブルようなら、最悪日本での予約をキャンセルするように日本の旅行社と交渉しておいた。

部屋も問題があって、湯船にお湯をはると、茶色であることがわかる。一昔の中国ならよくあった話だが、現在の中国の四つ星ホテルだ。

最後に朝、部屋の扉にDont disturbの札をかけて、風呂に入っていたら、業務員が鍵を開けて掃除に入ってきてしまい驚いた。

蘭州の人は素朴で感じがよいが、サービス感覚も古いままといった感じだ。


嘉峪関市観光


嘉峪関市といえば嘉峪関に由来するだけに、やはり真っ先に行くことにした。長城関係の見どころは多く、嘉峪関、懸壁長城、万里長城第一墩と回ったが、最近の再建がほとんどで、歴史的価値はそれほど高くないように感じた。一方で地球の歩き方に記載がある、魏晋壁画墓は、少し市内から離れるが、現物を見られるし、歴史的価値は高く正直感動した(撮影禁止なので写真はないが)。

冬の嘉峪関市は突き刺すような寒さで池は凍っているが、風は強くはなく、それほどきついとは思わなかった。むしろ夏の暑いのが苦手な私にとっては閑散期でもあるし、良いかもしれない。

話は変わって、懸壁長城の最初の門のようなところまで登ったのだが、Fitbitによると、32階相当の高さらしい。へとへとに疲れた。

kayoukan

嘉峪関。再建なのであまり感動はなかった。

xianbi

懸壁長城。写真で上の方に見える最初の門まで登った。


中国でGoogleやFacebook


ご存じの通り、中国ではインターネット接続に対する規制が存在し、GoogleやFacebookには普通には接続できない。

今回スマホに関してはアマゾンで買った香港China UnicomのSIMをNexus 5xに差してローミングすることで問題なく接続できることを確認した。China Unicomは3GがW-CDMAなので、バンドさえ合えば、日本のSIMフリースマホで行ける可能性が高い。この点、China Mobileは方式まで違うから香港版があるかは置いておいても要注意だ。参考までに開通の連絡はSMSで来ることから、SMSサービスを利用できないにしても、セルスタンバイ問題は発生しないような気がする(Nexus 5xでは発生しないとされている。)。

一方でSIMのないWindowsタブレットは、もちろんNexusでテザリングしてもよいのだが、自宅のSynology DS215jにVPNサーバーを立てて自宅経由で接続することで回避できることを確認した。暗号化も、PPPTP 、L2TP/IPSECいずれでも可能なようだ。

2016/12/31追記

甘粛省嘉峪関市で経験したのですが、平日の夜中心に海外インターネットアクセスが混みあって不安定になるようです。この結果、中国から海外サーバーに接続する必要があるLINEのチャットや無料電話、日本のIP電話、Facebookはあまりあてになりません。これは、香港SIM、ホテルのネットサービスいずれでも同じ結果でした。


冬の河西回廊の旅


酔狂な私たち二人は冬の河西回廊(シルクロードの一部)に来ています。上海経由で蘭州まで飛びました。蘭州中川空港、なんと蘭州市から70㎞も離れています。21時過ぎに蘭州空港に着いたので、1泊目は空港近くのぼろ宿で(宿泊費は258元もした)、翌朝宿で朝食を食べていたら美しい朝焼けが見えたので撮影したのが下の写真です。

zhongchuan

その後チェックアウトし、空港まで送ってもらって、そこからは高鉄(高速鉄道)で蘭州西駅まで移動し、その足で同じく高鉄のウルムチ行きに乗り込みました。

lanzhouxi

新しく巨大な高鉄専用の蘭州西駅

そして、万里の長城の最西端の関所で有名な嘉峪関まで5時間半の旅。乗客はチベット人、ウイグル人などさまざまで、民族の交差点であることを再認識させられます。

shasouおそらく青海省あたりの車窓です。雪山が美しい

CRH

ここまで乗ってきたウルムチ行CRH5@嘉峪関南駅

そして無事に嘉峪関南駅へ到着。やっぱり西域らしく、夕食の締めは羊肉串で。

yangrouchuan

羊肉串


四川料理 錦水苑@名鉄尼ヶ坂駅近く


この四川料理屋は、住宅地の中に店を構えている。正直、外観からは普通の中華料理屋(安くて量が一杯みたいな)を連想するが、実は本格的な四川料理屋だ。四川風料理ではなく四川料理だ。(例えば、回鍋肉と聞いて甘い豚肉と野菜の味噌炒めを連想してはいけない。)

kinsuien

上記カードと異なり日曜日も営業しているので注意。

kinsuien2

店を横から見たところ。小さな店だが出す四川料理は本格的

これまで何度か通ったが、どの料理も本場四川(成都)の味がする。それもそのはず、主人は四川省成都市の錦江賓館のレストランで腕をふるっていたこともあるとか。しかも正直住宅地の中華料理屋としては、値段はやや高めだが、どの料理をとっても本格的な四川料理だ。素材の飛騨牛も、近くの飛騨牛専門店(丸明)に仕入れに行くというから、手は抜かない人だと見た。

menu

レギュラーメニュー。日本人客にあわせて辛くないメニューも増えてきているので要お店で確認。

ランチメーニューは別にある。

sichuantantanmian

四川担担麺(900円)

huiguorou

四川風回鍋肉とライス(日本の回鍋肉とは味が違うことに注意)

ebitiri

エビチリとライス

sirunasi

汁なし担担麺(850円)本来四川の担担麺にはスープは入っていない。但し日本のきしめんのような麺は、本場四川とちょっと違うが、味は四川の味そのまま

本場の四川料理が食べたい人には、おすすめの店。駐車場はないが、少し歩けばコインパーキングもあるし、何と言っても名鉄尼ケ坂駅から歩いて1分。尼ヶ坂駅へは名鉄瀬戸線で栄町から普通列車に乗って5分の距離だ。但し、日本風の中華料理を期待する人、安くて量が多い定食を期待する人には全く向かないことを重ねて書いておく。


福岡のタクシー事故(2)


例の事故、タクシードライバーがフロアーマットを二重に引いていて、アクセルペダルが引っかかって暴走したという報道がされるようになった。規格外のフロアーマットの使用、まして2重敷きをやっていたとしたら、運転手は職業ドライバーとして失格だと思う。一方で車両側にも疑問が残る。2010年にアメリカで問題となったマットがアクセルペダルに引っかかる暴走事故を受けて、トヨタはブレーキオーバーライド機能の標準装備化を発表した。報道が正しければ、今回暴走したプリウスにはブレーキオーバーライド機能が搭載されていたのではないか?だとすればたとえアクセルが踏み込まれた状態でも、ブレーキが効くはずだ。このあたりのことが知りたいのに、ブレーキオーバーライド機能を絡めた報道がないのはなぜなのだろう。


福岡のタクシー事故


福岡のタクシー事故、運転手のアクセルとブレーキの踏み間違いによる暴走ではないかと報道されていたけれど、本当にそうなのだろうかと感じる報道があった。

  1. 300m前の公園のトイレに寄った後発車してすぐにブレーキが効かなくなった。(ということは衝突までの時間は平均速度72km/hと仮定しても、15秒もあり、この間アクセルを踏み込み続けるというのは考えにくいと思う。)
  2. 途中2箇所の一時停止では不停止。
  3. 容疑者は、フットブレーキが聞かないのでエンジンブレーキを利用しようと変速レバーを操作した。

いずれも本当の話ならば、事故車である先代プリウスの電子制御系に何らかのトラブルが生じていたことが疑われる。もし万が一電子制御装置に異常が生じたらと思うと非常に恐ろしい。考えてみればプリウスのアクセルは電子スロットルで、信号を送る一種のスイッチだろうし、ブレーキもまた然りではないだろうか。3ペダルMT車じゃあるまいし、変速機レバーだってスイッチにすぎない。

以前起きた軽井沢スキーバス転落事故ではなんとなく原因はウヤムヤのままという印象で、不慣れな運転手が、十分減速せずに事故を起こしたという結論になった。しかし、もし車両側に欠陥が存在した場合は、第2の死亡事故が置きかねないし、事故を起こした運転手だって冤罪かもしれない。しっかりと調査をしてほしいもの。


銀行印なんて…


困ったことが起きた。海外出張が予期される状況になったので、コーポレートクレジットカードを発行してもらう必要になった(以前は持っていたのだが)。このクレジットカードは公私仕分けをして、自分の分は自分の口座から落とすことになるのだが、普段会社との経費でやり取りに用いている大手M銀行の口座を使用する必要がある。ところがこの口座は出張時などの精算目的にしか使わないために、ATM利用以外はほぼゼロ。なので、銀行印がどれかわからなくなってしまったのだ。口座を開設したのは20年も前のこと。ちなみに私のメインバンクはサインでの登録なので、印鑑を使っていない。

M銀行に電話をかけてみると、身分証明書と印鑑を持って何れかの店舗に来店すれば印鑑変更の手続きができるとか。平日9-15時って思いっきり就業している時間。フレックス使ってもいいけれど、仕事は溜まっていくし…。

興味本位に調べてみると、大手3銀行で、サイン登録で口座開設ができるところはないようだ。唯一三井住友銀行のみが、2016年度中にサインでの口座開設が可能になるとか。

いつまで印鑑を使うんでしょう。印鑑発祥の地?お隣中国は随分前からサインで銀行口座開設できるとか。


機械モノ購入と評論家のレビュー


私は機械モノを買うのが趣味だ。しかもこだわりがあるので(ほぼオタク)、多くの場合下調べをして指定買いだ。店頭で店員の意見もまず聞かない。最近、あまり評論家の意見を参考にしなくなった。

以前といってもインターネットが広く普及する15年くらい前までは、例えば車を買うなら、自動車雑誌の自動車評論家の記事を参考にすることもあったと思う。メディアと言えばテレビか雑誌が中心だった。しかし、インターネットの普及で、直接購入したユーザーの使用感を調べることが可能になると、雑誌、インターネットを含めて評論家の記事は、徐々に参考にしなくなっていった。

実際のユーザーは、商品評価の目は少々稚拙かもしれないが、利害関係なく自由に書くことができる。一方で機械モノの評論を生業としている評論家はどうしてもその生産メーカーと利害関係が生じる。多くの場合、その商品を無償で提供されたり、あるいはメディアのスポンサーだったり。これでまともな批評などできるわけはないと思う。

実際に、スマホ×2機種を購入した後に、自分が感じた使用感と評論家のレビューの差に驚いた経験がある。そのスマホ×2機種はいずれもどうしようもなくデキが悪いものだったが、両機種ともに評論家に褒めちぎられ、ちょっとばかり欠点が書かれていたと記憶している。これでは殆ど参考にならない。しかもそのうち1機種の記事を執筆したのは、名が知れた古株の評論家。評論をする目が稚拙、経験不足とは考えにくい。そしてむしろ某巨大掲示板に集まる辛口の感想/評価/問題点のほうがよほどあてになると確信したのだった。

製造メーカーから直接/間接の収入を得ている以上、評論家は決定的な欠点をメディアに書くことは出来ないし、それを抜きにしてもせいぜい数時間使用してのレビューなど製品の問題点を探るにはあまりにも使用時間が短く、大して役に立たない記事となるのだろう。だから、私は評論家の記事はせいぜい機能の紹介か、バイアスがかけにくい評価実験結果程度しか参考にしない。

このように私は徐々に評論家の意見が役に立たないと思うようになってきたのだが、それが確信に変わったのはNHKの連続テレビドラマ「とと姉ちゃん」を見てからだと思う。モデルとなった雑誌「暮しの手帖」は、実際公正な評価を書くために一切広告を掲載しなかった(正確には1回のみ化粧品だったかの広告を掲載)そうで、評論家が如何に欠点を批評しづらいかを如実に示していると思う。