妻の実家がある神奈川県までインプレッサで往復してきた。距離にして約700kmの道のり。新東名の最高速度が110km/hに引き上げられた区間走行も初体験だった。インプレッサはB型2.0i-LのFWD、同乗者は妻のみで2人乗車だ。ACC、アクティブレーンキープはほぼ常時使用し、高速道路部分は100km/h程度で走行した。
1)燃費
700km/hのうち高速道路、自動車専用道路がほとんどで、渋滞もなかった。一般道の走行距離はせいぜい700kmのうち40kmくらいだと思うが、表示燃費は18.0km/Lだった。
以前乗っていたCW後期プレマシーよりやや良い感じがするが、比較対象が2012年MC(MCでエンジンがスカイアクティブ+6ATになった。)の、つまり6年前に発売されたいわゆる低背ミニバンとの比較でこれは情けないと思う。
CVTは街乗りだと6ATよりやや有利な気がするが、高速道路のような状況下では、6ATのほうが好燃費になりそうな雰囲気だ。日本の道路状況を考えると、CVTが広く採用されたのもわかる気はするが。
無給油で往復し、入ったガソリンは41.43Lだった。ぎりぎりまで入れたので、あと10Lくらいは残っていたものと思われる。この燃費だと燃料タンクがせめて60Lいや、55Lは欲しいところだと思う。参考までに納車時にカラカラの状態で納車され、給油したら51L入った。カタログ値の50Lよりやや大きい?
2)運転者支援機能
ACC
特にACCは効果は絶大で、高速道路、自動車専用道路を走る限りにおいて、アクセル、ブレーキ操作はほぼ皆無で済んだ。ただし最近某掲示板でC-HRのACCの方が出来がいいとあった。高速道路で使った場合、アイサイト3のクルコンのデメリットはほとんど感じなかったが、一般道(メーカーは使用を想定していないというか禁止しているので自己責任で)では、その差は結構あるようだ。スバルも3-4年前まではアイサイトをコアにした運転支援は一歩先に出ていたが、最近は他社も良くなっており、差別化技術にならなくなってきたかもしれない。
アクティブレーンキープ
これも運転者の疲労軽減に大いに役に立った。高速道路だと90%以上の区間で、きちんとレーンを認識し、ステアリングをアシストしてくれる。確認はしていないが、前述のC-HRにはレーン逸脱警報はあっても、アクティブレーンキープはないようなので、まだスバルもこの機能では一歩先に出ているのかもしれない。
修正舵が自然に入るので、運転者の疲労は大いに軽減できると感じた。
3)その他
運転していて疲労が少ないと感じた。このクラスでこれなら大いに満足できる。シートの出来も、足回りの硬さも頃合いよく、不満はなかった。
燃費以外は不満はないが、ACCの設定速度が114km/hまでとなっている。まあ、今のところ法定速度の最高は110km/hだからよいが、最近110km/hに引き上げた区間の交通事故が少ないということで、120km/h化するという話もあるらしい。そうなると、114km/hまでという速度は時代遅れになってしまうとも思ったり。アイサイトツーリングアシストではメーター速度で135km/hまで設定できるので、せめて設定速度だけでも、120km/h引き上げを見越して対応してほしかった。