2020年9月に前々から評判がいいと噂のダイキンのエアコンを設置した。2019年モデル(Aシリーズベースの家電量販店仕様)つまり型遅れを安く手に入れた。Aシリーズは上から2つ目で上位モデルになると思う。
家は軽量鉄骨三階建てで、最上階3Fの寝室の南側に設置した。コロナ以降寝室であると同時にテレワークも行うようになり、エアコンの使用時間が伸びたので、少し奮発したつもりだった。以下のような感じ
設置してもらってすぐに異変に気が付いた。冷えすぎるのだ。設定温度28℃にもかかわらず26℃以下まで下がる。リモコンで調べると測定室温が高く、エアコンは部屋が十分に冷えていないと誤解しているようだ。かと思うとにわか雨で外気温が室温より下がると今度は逆に冷えが悪くなる。この時は実際より測定室温が低いと誤解している。つまり、外気温に引っ張られて室温を実際よりも上下両方にずれて測定してしまう。特に猛暑日昼間はひどく、32℃に設定してもまだ寒いという状態だった。
何度かダイキンのエンジニアを呼んだが、いつも修理日は症状が出やすい猛暑日昼間には当たらず天気が悪くて涼しい日ばかり。こういう日はほとんど症状が出ない。
そして先日ダイキンのエンジニアに来てもらい(通算数回になる)色々と話すことで解決の糸口が見つかった。上の写真の様にエアコンの右60㎝位のところには、柱によるでっぱりがある。この中には鉄骨柱が通っていると思われる。ここが日中昼間に温度が高めだと言う。
さらに、ダイキンの温度センサーは室内機の左右両端面に1つずつついているそうだ。それって右側の柱の温度を右側のセンサーで拾っているので、このような室温測定ずれが生じるのではないか?
それを解決する方法が見つかった。リモコンで設定できる初期設定で部屋形状があり、今まで縦長中央を選択していたのだが、縦長右すみに変更してみた。こうすることでどうやら右側の温度センサーは使わず、左側の温度センサーによって室温を測定するようになるらしい。そうであれば右側の柱の影響を受けなくなる。
縦長右すみに設定すると、風向きは左寄りに固定されてしまい、右側に送ることが出来なくなることが欠点だが、私の部屋形状の場合、別に問題ない。
かくしてその結果は…。無事に解決した。夜寝るときも、昼間テレワークを行うときも、エアコンの温度設定をいじることなく快適に過ごせるようになった。2年かかったが解決してヤレヤレだ。
どうやらダイキンの多くのエアコンでは温度センサーは室内機の側面に設置されているようだ。これは、梁や柱がエアコンの両側近くにあった場合に温度測定誤差を生みやすい配置と思われる。しかもAシリーズは上位から2つ目のシリーズだが、下位モデルでは同様にエアコンの両側に温度センサーが配置されているそうだが、部屋形状を設定できないとのこと。とするとこの問題が生じると解決できないということになる。
ダイキンのエアコンは世間で評判が非常に良いが、私はこの事件で一気にダイキンのエアコンを信用できなくなった。もう二度とダイキンのエアコンを買わないだろうし、人にも勧めない。