バイクインカムが勝手に切断される問題の対処法


バイクのナビに使っているスマホを、古くなったAndroid O(8.0)(Xperia)に交換したのだが、いつの間にかBluetoothが切断されるという問題に気がついた。これまで使用してきたSharpのAndroid M(5.0)では生じなかった問題だ。ちなみに使用しているインカムは、以下のCOOLROBO Easy Talk3だ。

但し、どのBTインカム、あるいはBTヘッドホンでも起こりうる問題なのかもしれない。結果的には解決したのだが、いくつかの項目はBTヘッドホンでも共通の設定項目なので、応用が効くかもしれない。

ネットで情報を探し回り、設定変更したのは以下の3点。結果的に解決したが、この内のどれが原因だったかは特定していないので、3つすべてを実行しなくても良いかもしれない。

1)Bluetooth絡みの省電力設定
個人的には、一番怪しいところだと思っている。省電力設定を無効にしてやることで、もちろんバッテリーは消耗は早くなるかもしれないが、原因となっている可能性は高いと思う。Android O(8.0)なXperiaでは以下で設定を変えられる。(他2項目も同様)

設定-バッテリー-︙で省電力機能対象外アプリを選択

でBluetooth、Bluetooth MIDIサービス、btiddの3つを選択した(以下のスクリーンショット)。もしかするとこれら3つ全てを選択しなくても良いかもしれないが未検証だ。

2)位置情報のスキャン設定
位置情報のためにBluetoothのスキャンを使用しないようにする設定だ。

設定-ロック画面とセキュリティ-プライバシーにある位置情報-スキャン

で以下の画面が現れるので、Bluetoothのスキャンをオフにする。

3)BluetoothのAVRCPバージョン
まず、「開発者向けオプション」が表示されるようにして欲しい。ググれば容易にわかると思うのでここでは割愛する。

次に、

設定-システムー開発者向けオプションーネットワークにあるBluetooth AVRCPバージョン

を押して、下スクリーンショットの通り、AVRCP 1.4 (標準)を選択すれば良い。なお私の機種ではデフォルトはAVRCP 1.6が選択されていた。

私の場合以上の設定変更で、バイクのインカムのBluetooth接続が勝手に切れてしまう問題は解決した。

 


雪道のトラクション性能と制動性能


JAFのYoutubeチャンネルを見ていたら、興味深い動画を見つけた。

比較されているのはワゴンR(FF)、プリウス(FF)、C-HR(4WD)、ランドクルーザープラド(4WD)だ。

雪道の登坂性能は4WDが有利なのは誰でも想像がつくところ。一方で、下り坂の制動距離は車重が重いほど不利で、ランクルプラドが最も制動距離が長い結果は、良いリマインドになるのではないだろうか?この点では4WDだから雪道に強いとはとても言えない。

今回の結果から察するに、雪道の旋回性能も車重が重いほうが不利になるのではないかと想像する。4WDは旋回時に安定的にトラクションはかかり、姿勢は乱れにくいかもしれないが、もしかするとカーブ通過限界速度は4WDが車重が思い分不利なのかもしれない。あくまで想像だが。もちろん4WDの利点はトラクションがかかりやすい事だから、悪路(雪道含む)でスタックしにくいことは確実だろう。4WDは典型的には同一車種のFFと比較して数十kg車重が重くなるから、下り坂はもちろん、場合によっては旋回時も不利だと思う。一方でFFは4WDはもちろん、FR以上に上り坂ではトラクションがかかりにくいので、この点は要注意。

あと、下り坂の制動距離でワゴンRの成績が良かったのは、タイヤの幅にも関係があるような気がする。積雪路の場合、タイヤ幅が狭く、接地圧力が高いほうが、摩擦が大きくなると聞く(要するに雪に刺さって食い込む)。不用意に幅広の冬タイヤを選択すると、却って雪道の制動距離が伸びかねない(ただし、あくまでも積雪路で、アイスバーンや乾燥路では幅広のほうが有利か?)のではないかと思うのだった。


愛知県は本当に交通事故リスクが高い?


昨年平成30年も愛知県は都道府県別で全国で最も交通事故死者数が多い都道府県となった。そして、名古屋走りに代表されるように、愛知県は交通マナーが悪く、危険な土地柄と認識されているような気がする。

しかしそもそも、都道府県別で交通事故死者数ランキングを比較しても、あまり意味がないのではないかと思う。そこで、2つの観点で都道府県別の交通事故リスクを調べてみた。

1)自動車10万台あたりの交通事故死者数

自動車が多ければ、当然に死者数は増えるのは説明をするまでもない。そこで都道府県別に自動車保有台数を調べて、車両10万台あたりの死者数を比較してみた。自動車保有台数は、自動車検査登録情報協会の平成30年9月末のデータを用いた。保有台数は、乗用車、貨物車、乗合車、特殊車、二輪車(いずれも軽自動車を含む)全てを合算した。その結果が以下の通りだ。一方で、交通事故死者数は平成30年分の政府統計(e-Stat)のデータを用いた。

順位 都道府県 車両10万台当り交通事故死者数
1 福井 6.11
2 富山 5.96
3 愛媛 5.74
4 三重 5.70
5 岩手 5.68
40 愛知 3.58
45 宮城 3.27
46 東京 3.22
47 石川 3.06

 

結構意外かもしれないが、車両台数10万台あたりの交通事故死者数は、福井県が最も多く、次いで富山県、愛媛県と続く。愛知県は40位と全国的には相当に少ない。最も少ないのは石川県、次いで東京都だった。同じ北陸で、ワーストとベストというのは意外だった。

2)人口10万人当りの交通事故死者数

次に、人口10万人あたりの交通事故死者数のランキングも以下に記す。こちらは、先程の平成30年分の政府統計(e-Stat)のデータに含まれていたものだ。

順位 都道府県 人口10万人当り交通事故死者数
1 福井 5.26
2 富山 5.11
3 三重 4.83
4 岩手 4.70
5 山形 4.63
40 愛知 2.51
45 神奈川 1.77
46 大阪 1.67
47 東京 1.04

 

人口あたりの交通事故死者数となると、車に乗らざるを得ない地域(公共交通が発達していない地方)が不利なのは想像に難くない。実際死亡者数が少ない方から順に東京都、大阪府、神奈川県となり、鉄道が発達していて、車に乗る機会が少ない都会が多いと思う。一方で、ワースト1はこちらも福井県、2位も同じく富山県となった。しかもワースト5のうち4つは車両数あたりのワーストランキングでも上位5都道府県に入っていて、重なっていることがわかる。そして愛知県はこちらも40位であり、全国的には少ない。

以上の通りで、愛知県は決して交通事故死亡リスクが高くはないのではないだろうか?福井県が最も危険って、おそらくほとんどの人はそう思っていないだろう。


900cc牛乳パックの攻防


かつては、牛乳パックの標準サイズは1000ccだった。今でもそうだと思っている人がいるかも知れないが、スーパーマーケットでよく見てみると分かる通り、大手の牛乳パックは900ccに減量されていることがわかる。

あえて蓋付きで使い勝手が向上していることをアピールしているが、900ccなのである。このメーカーの牛乳だけではなく、ジュースの1000ccパックも900ccのものをよく見るようになった。

こちらは、パックは同形状で減量だから、実質の値上げだ。

もちろんこの手の値上げは過去にもいくつか経験がある。トイレットペーパーの巻き長さが短縮されていたり、ティッシュボックス内の枚数が減ったり、コンビニの弁当が価格据え置きでだんだん小さく貧相になっていったり、惣菜パンが小さくなったり、枚挙にいとまがないかもしれない。

しかし、牛乳パックの減量は結構衝撃だった。今までなら確実に売価を上げて量は変わらなかった覚えだからだ。おそらく、消費者は、売価に敏感で上げられず仕方がなく減量しているメーカーの苦しい対応が透けて見える。デフレマインドここに極まれりといった感じだ。

収入は増えず、価格は徐々に上がっていく。デフレではなく、もうスタグフレーションなのかもしれない。


リレーアタック対策(スバルインプレッサ)


あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。

ところで新年早々だが、リレーアタックによる自動車盗難のニュースが世間を賑わせているようだ。ようるするに、近年普及したスマートキーの電波を中継して、車に照射し、自動車を解錠、盗難する手口だ。スマートキーは常に電波を発しているので、この電波を車まで中継すれば車はスマートキーが近くにあるものと判断し、解錠やエンジンスタートを許してしまう。

対策だが、キーの電波を遮蔽すれば良いので、持ち歩くための遮蔽ポーチや、家に保管するなら金属缶やアルミホイルで覆うなどが考えられる。ただし、スバル車の場合どうやらこの電波をオフにできる設定がある。

GT系B型インプレッサマニュアルP206から抜粋

上記マニュアルの通り、施錠ボタンを押しながら、解錠ボタンを2回押せば、電波がオフとなる。実施に試してみると、上記操作後に、ドアハンドルに触れても解錠できないことが確認できた。キーのボタンをなにか押せば再びスイッチが入り、スマートキーとして機能するようになる。

スマートキーなのに、かえって面倒な気もするが盗難防止には役立ちそうだ。あえて言えば電池消耗を防ぐ利点もある。


OPPO R15ProにNova Launcherを導入


OPPO R15Proをここまで使って思ったことは、ハードウエア的にはどうやら申し分ない。スムーズに動作するし、バッテリー持ちも良い。おサイフケータイも問題なく動作する。しかしアンドロイドを代々使ってきた私にはどうしても、ColorOSに慣れないのだ。正直、変にiPhoneを意識してこのようなインターフェースを被せるのはどっちつかずで中途半端。素のアンドロイドなら良かったのにと思うのだ。どうやら中華系によく見られることのようで、Huaweiも結構手が入れられていると聞く。

そこでせめてランチャーを変えられないか探してみたら、Nova Launcherを導入することに成功した。

まずは、Nova Launcherをインストールした後に、設定ーアプリ管理ーデフォルトアプリ管理ーランチャーでデフォルトのランチャーをNova Launcherに設定すれば良いようだ。

これで、標準のランチャーが切り替わる。Nova Launcherは、高度な設定をするには有償版が必要だが、無償版でもそれなりに設定が可能。加えて私が価格を調べた日には、たったの100円だったので、有償版を購入することにした。

ということで、ColorOSの呪縛から少しは逃れることが出来た感じだ。


PayPay祭終了


PayPay祭が終了した。結局たった10日間での終了となった。

今回の祭で気になったことをいくつか。

PayPayはいわゆるスマホQRコード決済で、お隣の中国で普及したことで有名だ。実際販売店は、PayPayを導入すれば、ソフトバンクと関係が深い中国Alipay客も受け入れできるようだ。つまり、PayPayを導入した販売店には日本人のPayPay客、中国人のAlipay客の両方を取り込めるというメリットが有る。今の御時世だと、中国Alipay客のインバウンド需要のほうが重要なのかもしれない。

祭が終わると、日本人にとってPayPayは0.5%の還元率しかない決済方法になってしまう。今回PayPay祭で舞台となったのは大手家電量販店が中心で、これらは既にクレジットカードや、一部はFeliCa電子マネーが使えるのだから、還元率が低いPayPayを使い続けるモチベーションが起こらない気がする。どう考えてもいちいちスマホでバーコード表示は面倒だ。

加えてPayPayの還元のやり方も利用者には使いにくい。還元され、PayPayの残高が2万円となったとしても、2.1万円の決済にPayPayを使うと、全額クレジットカード等から落ちてしまう構造で、残高は1円も使用されない。しかもPayPay加盟店でしか使えないのだから、他の決済方法と併用不可能な、ポイント還元だと考えたほうがよい。しかし今時ポイントとクレジットカードの両方を同時に使えないポイントのほうが珍しい気がするから相当に使い勝手が悪いと言える。

そもそも、QRコード決済の需要は、FeliCa電子マネーやクレジットカードの導入を躊躇するような個人経営店のようなところで広まるとよい決済方法だと思う。現金かPayPayでお願いしますと言われれば、PayPayを使おうという人はそこそこいるかも知れない。しかしそのためには、クレジットカードを被せたQRコード決済ではどうしても手数料が大きくなってしまい効率が悪い。中国で普及したような銀行口座直結で支払われる方式でないと、被せているクレジットカードの手数料が足かせとなる気がする。

日本の銀行はATM維持費用が大変で、近い将来多額のATM使用量が課される時代が来るかもしれず、そうなればキャッシュレス決済が有利となる時代も到来となる気がする。


OPPO R15R購入、常駐アプリで早速はまる


OPPO R15R Proを購入した。


まずこの機種の選定理由は、私がスマホに求める以下4つの仕様を満たすものは、実質この機種しかないのだ。

  1. SIMロックフリーのアンドロイドであること。
  2. おサイフケータイ機能が搭載されていること。
  3. 防水であること。
  4. DSDSもしくはDSDVであること。

1,2の説明はいいとして、3は将来的にサブ機に格下げしたときに、バイクナビとして活用できるため。4は海外渡航時に現地SIMを入れておくことで利便性が増すためだ。

正直4は頻度が低いのでなくてもよいとすれば、Google Pixel 3HTC U12+あたりも候補に上がってくるが、両方共に10万円前後となり、流石に高い。

OPPOは世界第5位、日本で展開する中国勢では、最近何かと噂のHuaweiに次ぐ2位の規模なのだが、正直情報が少ない。OPPOで気になっていたこととしては、

  1. ColorOSという独自のカスタマイズがなされていること。
  2. 高速充電規格がQuick Chargeの様な普及している型式ではなく、OPPO独自のもの。

の2点だった。参考までにOPPOは今だにmiro USBなのだが、個人的には他のデバイスがまだType Cでないものばかりなので、私の場合は逆にありがたい。

そして購入2日目にして、上記1による問題にぶちあたり、解決はしたので、以下に備忘録として残す。常駐アプリ共通の問題だ。

気がついた問題は、愛用するLalaCallというIP電話アプリが起動しておらず、電話受けができないことだった。加えて、一旦起動し常駐しても、メモリー開放操作を行うと落とされてしまうことの2点だ。この問題はLalaCallに限らず、LINE電話受けなど常駐を前提としているアプリ全般に共通する。

この問題の解決は以下の3点の設定を実施すれば良いことがわかった。

1)フォンマネージャの設定

OPPOのスマホには、青いアイコンで盾のマークのフォンマネージャーというアプリがプレインストールされている。これを起動し、プライバシー権限ー起動マネージャーを選択すると、以下の画面が現れる。ここで、スライドバーを右に設定し、起動許可を与える必要がある。

2)□ボタンを押してロック

□ボタンを押せば、メモリー開放のためのページに変わると思うが、ここで、メモリー開放をしても、落とされたくないアプリをロックする必要がある。やり方は、当該アプリを下にドラッグして離すと、下の画像の通り、左上に鍵のアイコンが表示され、ロックが掛かる。

実はここまでの設定だと、DOZEモードに入っている常駐アプリは、電話受けでも直ぐに目を覚まさず数秒遅れるようだ。つまり省電力設定を変える必要があるのだ。よって即時反応が求められるIP電話アプリの様な場合は以下の3)が必要だ。

3)バッテリー省電力設定の解除

設定ー電池ー電力消費保護で、省電力設定解除を行うアプリを選択すると以下の画面が出る。ここで、バックグラウンドのフリーズとドーズを解除すれば良い。

以上の3点を実施すれば、うまくいくことを確認した。再起動しても自動起動することも確認した。普通のアンドロイド端末ならこんな設定は不要なのだが、ColorOSはいろいろとあるようだ。

ハードウエアの出来自体は文句はなく、使いこなせれば悪くはない。これからも気がついた点はここにまとめて行こうと思う。


インプレッサの販売比率


新たに完成車検査の不備でリコールが発表された。そして予想通り今年3月生産の私のインプレッサも対象になった。まあその話は置いておいて、リコール対象が型式別台数として発表された。完成車検査の問題だからある期間に生産された全数を意味し、裏返せばインプレッサの購入契約者が、どの形式を希望して契約したかの裏返しであり、どの型式のインプレッサが好まれているかなどわかって興味深いのでまとめてみた。但し2000ccと1600cc、セダン(G4)とハッチバック(sport)、FWDとAWDの生産台数の違いはわかるが、例えば2000ccのグレードi-Lとi-Sは同型式のために区別することはできない。

まずは発表された生データ。生産期間は2018/1/9~2018/10/26だ。一応念の為、G4が4ドアセダン、スポーツが5ドアハッチバックだ。

型式

インプレッサG4

GK2 GK3 GK6 GK7
1600cc FF 1600cc AWD 2000cc FF 2000cc AWD
生産台数 940 757 1099 1754
型式
インプレッサ
スポーツ
GT2 GT3 GT6 GT7
1600cc FF 1600cc AWD 2000cc FF 2000cc AWD
生産台数 5508 3791 3224 4886

 

ここから読み取れるデータを纏めてみた。

インプレッサのハッチバック比率 79.3%
セダンの2000cc比率 62.7%
ハッチバックの2000cc比率 46.6%
全体の2000cc比率 49.9%
セダンのFF比率 44.8%
ハッチバックのFF比率 50.2%
全体のFF比率 49.1%
1600ccのFF比率 58.6%
2000ccのFF比率 33.0%

 

まず全体でインプレッサの8割近くが5ドアハッチバックだ。セダン不人気を裏付けた形だ。次に排気量だが、セダンは2000ccがやや多く、ハッチバックは1600ccがやや多く、全体ではほぼ半々のようだ。実はセダンはAWD率がやや多く、ハッチバックがFFとAWDでほぼ五分五分なのと比べてやや傾向が違う。さらに言えば、ハッチバックは1600ccのFF、つまり最廉価型式が一番多いが、セダンは全く逆で2000ccのAWDの最も高価な型式が最も多い。セダンとハッチバックでは顧客層がやや異なると思う。

主要国で売られるインプレッサの仕様を調べたことがあるが、調べた範囲では海外モデルは全てAWDで、FFが売られているのは日本のみだった。一方で日本では約半数がFFで、インプレッサのFFも意外と支持されていることがわかる。

こうやってインプレッサの製造実績数を型式別に見てみるとなかなか面白い傾向だと思う。


スバルの失態とリコール


最近毎日のようにスバルのリコールのニュースが報道されている。スバル車を所有するものとしては、また来たかという思いなのだが、それぞれよく考えるべきことがあるように思って整理してみた。

1.完成車検査の不正によるリコール

これがリコール騒動の発端だった。私がインプレッサの購入契約を結んだのは今年の2月だが、すでにこの問題は報道され始めていた。私は問題が発覚し、報道された後の契約/生産だからこの問題は過去の問題になるだろうと踏んでいたが、甘かった。結局今年10月生産分までが対象となったので、私のインプレッサもリコール対象となるのだろう。(まだ正確にはわからず。)

もちろん法規に沿った検査をしていなかったのだからスバルが責められて当然なのだが、下に書いたとおり完成車検査が実効性がないものであるとしても、スバルは問題発覚後も法規に沿わない検査を続けており、流石に企業体質を疑ってしまう。

一方でこの完成車検査、あまり報道や議論がされていないが、どうやら前近代的な検査項目で実効性が低いために一部の車メーカーに軽んじられたらしい。つまり現在の自動車技術、生産技術、品質管理技術にとてもあっているとは言えない検査項目らしい。だとすれば国土交通省役人の不作為責任が大きそうだ。事実スバルは輸出が多いが、アメリカを含む輸出した車両は、完成車検査の不適切が理由でのリコールはないようだ。だとすれば、日本の完成車検査は自動車の品質を確認するのに実効性がない無駄な検査と言ってしまえるかもしれない。もちろん法規を守るのがルールだからリコールは必要だが、ユーザーとしてはすぐさま車の品質や安全性に関わる問題ではないと思っても良さそうだ。但し、ここまでスバルの態度が改まらないと、リセルバリューが下がるという不利益を被るのはスバルオーナーだ。

2.バルブスプリング不良によるリコール

これは重大だと思う。バルブスプリングが破損すれば、バルブを閉じることができなくなり、シリンダーとバルブが衝突してエンジンは損傷するし、そのまま走行不能になるから非常に危険な欠陥だ。もちろん海外向けの分もリコール対象になるようだ。

スバルのエンジンは水平対向エンジンだからバルブスプリングがあるシリンダーヘッドはエンジンの横側に位置して上からアクセスできない。だからエンジンを下ろして作業する必要があり、作業に2日かかるという。(現実には修理拠点で実施するので輸送を含めて1週間ほど?)水平対向エンジンならではの対策の難しさだ。例えばトヨタも過去にV6の3.5Lエンジンでバルブスプリングの交換をリコールで実施しているが、V6エンジンならバルブはエンジン上部からアクセスでき、作業は比較的容易だろう。

実は忘れてはいけないのは、バルブスプリングが対策品で製造が開始されてから既に5年以上経過していること。つまりスバルは5年前にはこの問題に気がついており、新たな生産分については対策を実施していたことになる。そして既に問題があるバルブスプリングで生産された車は5年間放置された。これは、非難されても仕方がないと思う。水平対向エンジンだから交換は大変だと考えて交換を躊躇したのかもしれないが、もたらせれる危険は重大であり、結局スバルに対する信頼は大きく毀損されたと思う。

正直今回の一連のスバルの対応はまずいことが立て続けに起こってますます信頼を失う結果となった。一方で完成車検査の妥当性については、ぜひ議論して、意味のある検査にしてもらいたいもの。無意味な検査を日本向けのみ実施するのなら、結局日本の消費者が不利益を被ることになると思う。


よしなし事を綴ります